杉村三郎シリーズの2作目

こちらも長編でしたが、一作目に比べたら面白かったかな~と個人的には思います。

 

見える毒と見えない毒、どっちが怖いか。

連続毒物混入事件と主人公の会社にやってきた毒のある人。

人間の中にある毒を制するのはなかなかむつかしいっていう話ですが、主人公宅が事件に巻き込まれる当たり、本当に怖い。

でも主人公妻の事故物件にもうすめないという金持ち感覚の言葉が一番の毒だなと私の中では思った^^;

生まれながらに金持ちで生きてきたわけじゃないのに、途端に金持ち気質が染みついてるこの奥さんが一番怖いなと^^;

 

三作目も借りてますがまたまた長編、めちゃぶあつい・・・

主人公の人柄はまぁいいんだけど、ちょっとこの家族が気にいらなくなり出してるので、これ以上読むのはないかな?!

 

猛毒に侵されないような人生を歩みたいなぁ~。

 

 

受賞歴 

第41回(2007年) 吉川英治文学賞受賞 

 

出版社からのコメント

 日常のいかなるところにも潜伏し、いつその触手を伸ばすともしれぬ毒に対して、 人はあまりにも無力なものですね。            ──中谷美紀(女優) ありふれた毎日に潜む「毒」は、確かに私の中にもあり、この小説を読むことは、 その「毒」の姿を確かめることに似ていました。怖いのに見ないではいられない。 こんなにも面白くて、こんなにも苦しい小説があるなんて。                              ──草野満代(キャスター