上下巻とあるのですが、図書館で順番予約し忘れ下巻がきてしまったので、下巻のみ読みました(上巻はもう読まないです^^;)

 

 

鑓水、修司、相馬トリオの三作目。

「犯罪者」「幻夏」を読んだので次はこれををと読みましたが、上巻読んでないですが引き込まれました。

今回はマスコミの情報操作に関するもので、戦争になぞらえて考えさせるという風になってました。

マスコミということで今回の主人公は鑓水さんです。

ほんと変わり者だけど頭がすごく切れる!

犯罪者の修司も切れるやつだったけど、やっぱり異端児は鑓水かな~

警察の相馬はやっぱ根が真面目というか、公務員気質だな~とおもうだけですが^^;

 

小さな村の老人たちが戦時中に体験したこと、それが現在にもあること、小さな火種のうちに消さないと大変なことになるという忠告、とても重く考えさせられました。

戦争の反省と後悔、ずしっときました。

 

正直歴史とか興味がなくて、おもいな~めんどくさいな~と読みにくさもあったんですが、どんどんその中核が分かってきて大事な部分だと読みなおしました。

戦争を知らない私ですから、情景は何となく読んでいて浮かぶんですが、それ以上なんだろうなと恐ろしくなり、それ以上に人を信用しちゃいけないと植え付けられたような気の重さを感じました。

信じたいけど、何を信じていいのやら・・・?!

 

3人の活躍、シリーズは今後増えることはないのでしょうか。

気になります。

この本の題名も深いですね。

 

 

 

内容紹介 

生放送に映った不審死と公安警察官失踪の真相とは?感動のサスペンス巨編! 白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。死の間際、正光はあの空に何を見ていたのか。それを突き止めれば一千万円の報酬を支払う。興信所を営む鑓水と修司のもとに不可解な依頼が舞い込む。そして老人が死んだ同じ日、ひとりの公安警察官が忽然と姿を消した。その捜索を極秘裏に命じられる停職中の刑事・相馬。廃屋に残された夥しい血痕、老人のポケットから見つかった大手テレビ局社長の名刺、遠い過去から届いた一枚の葉書、そして闇の中の孔雀……。二つの事件がひとつに結ばれた先には、社会を一変させる犯罪が仕組まれていた!? 鑓水、修司、相馬の三人が最大の謎に挑む。感動のクライムサスペンス巨編! 

 

内容(「BOOK」データベースより)

 白昼、老人は渋谷の交差点で何もない空を指して絶命した。死の間際、老人はあの空に何を見ていたのか。突き止めれば一千万円の報酬を支払う。興信所を営む鑓水と修司のもとに不可解な依頼が舞い込む。老人が死んだ同じ日、一人の公安警察官が忽然と姿を消した。その捜索を極秘裏に命じられる刑事・相馬。廃屋に残された夥しい血痕、老人のポケットから見つかった大手テレビ局社長の名刺、遠い過去から届いた一枚の葉書、そして闇の中の孔雀。二つの事件がひとつに結ばれた先には、社会を一変させる犯罪が仕組まれていた。鑓水、修司、相馬の三人が最大の謎に挑む。

 

 

 

内容紹介 

日常を静かに破壊する犯罪。 気づいたのは たった二人だけだった。 失踪した公安警察官を追って、鑓水、修司、相馬の三人が辿り着いたのは瀬戸内海の離島だった。山頂に高射砲台跡の残る因習の島。そこでは、渋谷で老人が絶命した瞬間から、誰もが思いもよらないかたちで大きな歯車が回り始めていた。誰が敵で誰が味方なのか。あの日、この島で何が起こったのか。穏やかな島の営みの裏に隠された巧妙なトリックを暴いた時、あまりに痛ましい真実の扉が開かれる。 ―君は君で、僕は僕で、最善を尽くさなければならない。 すべての思いを引き受け、鑓水たちは力を尽くして巨大な敵に立ち向かう。「犯罪者」「幻夏」(日本推理作家協会賞候補作)に続く待望の1800枚巨編!

 

 内容(「BOOK」データベースより) 

失踪した公安警察官を追って、鑓水、修司、相馬の三人が辿り着いたのは瀬戸内海の小島だった。山頂に高射砲台跡の残る因習の島。そこでは、渋谷で老人が絶命した瞬間から、誰もが思いもよらないかたちで大きな歯車が回り始めていた。誰が敵で誰が味方なのか。あの日、この島で何が起こったのか。穏やかな島の営みの裏に隠された巧妙なトリックを暴いた時、あまりに痛ましい真実の扉が開かれる。―君は君で、僕は僕で、最善を尽くさなければならない。すべての思いを引き受け、鑓水たちは力を尽くして巨大な敵に立ち向かう。