いろいろな作家さんの話が読めるのでかりましたが、本も薄くてさくっと読めます。

 

薬丸岳「黄昏」は、スーツケースに押し込められた遺体。

容疑者は同居してる娘。

介護という名目で親に依存してる風な娘の食いぶちは親の年金か?と思わせる内容だが、最終的にはそれにおちつかない結末でした。

やっぱりいつもながらに考えさせられる内容、私はこの作家が好きなんだろうな。

 

渡辺裕之「ストレンジャー 沖縄県警外国人対策課」

沖縄の言葉もわかる、英語などの外国語もわかる要員ということで、通訳程度にしか思ってもらえない警察官のもとにでかい事件がやってくる。

やっとこれで通訳要員と思われることもなくなるのか?!

とりあえずやっと仲間になれた感があってよかったという話。

 

柚月裕子「恨みを刻む」

検事が事件に挑む話。

覚せい剤所持の案件だが調べていくうちに通報者へ疑問がわいてくる。

公判前に疑問が解決できてよかったねって話。

 

呉勝浩「オレキバ」

大阪の話なので、地名が出てくるとそこが思い浮かび、大阪弁も嫌じゃなくはいっては来るんですが・・・

内容がというより書き方(進め方?)があまり好きじゃないのかな、若干読みにくいです。

管轄が違う地域で起こる事件をどちらが主に捜査するのかとか、ホームレス系や自分はアーティストだという人など、ごちゃっとした感があるのですが、おおもとのタイトルの”所轄”には一番合ってるような気もするかなぁ。

結局あまり覚えてないあたり、さらっと読み過ぎたかな^^;

 

今野敏「みぎわ」

事件も容疑者もさくっとあがってくるのですが、逮捕は慎重に・・・という話。

新米(後輩)刑事を育てるお話。