どうやら、任侠シリーズというのがあって、それのスピンオフ作品（阿岐本（あきもと）組シリーズ『とせい』『任侠学園』『任侠病院』）らしいです。
いかにもマル暴刑事っていう印象と真逆の甘糟さんが、それらしい先輩たちにもまれながら、彼の持ち味を生かしたマル暴刑事に成長していく様がよくわかります。
やくざの世界とマル暴の関係性を知るための一冊、押して続編となってました。
甘糟がなかなかよかったぶん、総鑑が何となく微妙というか・・・・やくざの頭に刑事がそんなことさせる～？！それいいの～？ってか、組長も快諾しちゃうの～？？っていうところくらいかな、面白いのは。
先兵の事件への真相への使い方がやっぱり甘糟君にはできない部分なんだろうなと、新人と先輩の差を見せつけられた回でもあり、その点はなかなかよかったです。
てか、どちらもキャバクラが出てくるんですが、お色気とかは全くなく、キャバクラの必要性がないな・・・・（いや、別に求めてないけど。でもトラップとかしかけてほしいｗ）
甘糟君のこと、もっと知りたいと思ったので前シリーズを読んでみたいと思いました。
