眠れない夜、ヒツジを数えると、かえって目が冴えてしまう。
日本人はヒツジを数えては眠れないのである。
いたってカンタン。それは、あんまり、ヒツジになじみがないから。
日本には、古来、ヒツジはいなかった。
今もそんなにウジャウジャいない。
ヒツジの姿を考える …
何となくモコモコしてた。
顔は、どんなだったっけ…?
角は、生えてた? オスだけ?
足の先端って、どんな形? ヒヅメ?
「かしこまりました、旦那様」 それって、ヒツジ? 執事?
板尾創路って、読み方なんだっけ? ヒツジ?
「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者ヒツジの理をあらわす。」 … 違ったっけ?
わざわざ考えなきゃ浮かんでこないモノより、
見飽きたぐらいの馴染み深いモノを、ひたすら数える単調作業。
それが、効果的。
… んー、何を数えれば…?
それを考えて、夜が明けるン。









は、その時にどうぞ猤
っぽくなくない