アノネデスとキセイジョウ・レイが、ピーシェことイエローハートを女神として擁立(ようりつ)し生まれた新国家「エディン」。
(大魔界村?)
そのエディンは各国へと宣戦布告し、まずプラネテューヌへと攻め込む。
プラネテューヌに攻め込むエディンに対し、ネプギアはイエローハートと交戦する。
アイエフたちが食い止めるが、ネプテューヌはピーシェが敵になったショックで部屋に閉じこもってしまう。
時を同じくしてほかの三か国では、エディンに扇動された者たちの暴動が勃発し、プラネテューヌを助けることができない状態となっていた。
「プラネテューヌはどうなるの!?ネプギアは!?」
「まず、自分が守るべきものを守るのよ。私たちは、女神なんだから。」
エディン派の暴徒が現れ、ノワールたちも身動きが取れず、プラネテューヌは絶体絶命の危機に直面する。
アノネデスはビンに入った黒いオーラをばら撒き操っているようだ。
しかし、クライアントから送られてきたもので黒いオーラの正体はアノネデスもわからない。
(原作Vをプレイしている人ならこの時点で正体がわかるはず。)
どうやら、ピーシェこそが別次元からやってきた大きな存在の正体だという。
ピーシェが初めからアイエフやコンパのことを知っていたのは、別次元で友達だったからだ。
別次元で女神になるはずだったピーシェが、ネプテューヌたちの次元で女神になったことで、別次元では異変が発生し始めていた。
危機的な状況にもかかわらずネプテューヌは、部屋に閉じこもり塞ぎ込んでいる。
そんなとき、ノワールから電話がかかる。
「コラッ!!ネプテューヌ!!」
「まだそんなとこにいる!早く国民を守りに行ったらどうなの!?」
「だって・・・ピー子だよ・・・」
「あなたね・・・女神でしょ!?女神なら自分の感情より国のことを考えて行動しなさいよ!」
「ピー子を・・・やっつけるってこと・・・?」
「私なら・・・やるわ。」
「言いたいのはそれだけ。じゃあね」
「きつすぎたかな・・・。ううん、あの子ならきっと!」
ネプテューヌのことを心配しキツめの言葉を放つ。
「ノワールにはできるかもしれないけど・・・。」
「できないなら~、それでいいとおもうよ~。」
「ずっとここで~、ゲームとかして~、のんびりしてよ~?」
「えぇ・・・さすがの私でも・・・こんなときにゲームは・・・」
「どうして~?いかないならおんなじだよね~?」
「だめ・・・ゲームは楽しくなるためのもので、
逃げ込むためのものじゃ・・・」
「!! 逃げ込む・・・」
落ち込むネプテューヌに届く、ノワールとプルルートの声。自分が逃げていたことに気付かされ立ち上がる。
ネプテューヌの代わりにネプギアが、イエローハートに立ち向かう。
イエローハートは相変わらずダメージを受ける様子がまったくなく、ピンチに陥るネプギア。
「お姉ちゃん・・・?」
「遅くなってごめんね・・・ネプギア。」
だがそこに、決意して立ち上がったネプテューヌが駆け付けるのだった。
ネプテューヌがイエローハートの相手をし、アイエフたちの援護にネプギアを向かわせる。
「ピー子!今度は私が遊んであげるわ!」
「私の、やり方で・・・」
イエローハートに対峙したパープルハートは、変身を解く。
「さあ、こい!ピー子!」
今回はここまで。
ピーシェが敵となり、心を塞いでしまうネプテューヌを立ち上がらせたのが、ノワールとプルルートっていうところが凄く感動しました。
原作Vでは、ネプテューヌの初めの仲間はノワールとプルルート。ネプテューヌを本気のセリフで叱れるのもこの二人だけ。プルルートとネプテューヌは姉妹のような関係で今回のシーンはゲームをプレイしていると涙してしまいます。
ネプテューヌ、ノワール、プルルートの3人組はバランスのよい関係で大好きです。
次回 第10話 忘却の戦線 後編