2013年12月のまとめ | みゅうず・すたいる/ とにかく本が好き!
2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:5662ページ
ナイス数:457ナイス

夜宵 (講談社文庫)夜宵 (講談社文庫)感想
街が此岸なら市は彼岸か・・・。不思議な色合いの作品。街との対比があれば完璧だった。
読了日:12月31日 著者:柴村仁
谷崎潤一郎フェティシズム小説集 (集英社文庫)谷崎潤一郎フェティシズム小説集 (集英社文庫)感想
フェティズム。それは人間の業が凝縮したものである。そして美醜は表裏一体である。坂道を登っているのか下っているのかは、観察者にしかわからない。
読了日:12月29日 著者:谷崎潤一郎
ウラミズ (角川ホラー文庫)ウラミズ (角川ホラー文庫)感想
着想に一工夫あり。平凡な人間が闇に呑みこまれてゆく過程を、エンターテイメントとして描いた作品。しかし、救いのない作品だな……。
読了日:12月28日 著者:佐島佑
ベヒモス ―クラーケンと潜水艦― (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)ベヒモス ―クラーケンと潜水艦― (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)感想
古き良き時代の冒険小説の香りがする。
読了日:12月26日 著者:スコットウエスターフェルド
這いよれ!ニャル子さん 6 (GA文庫)這いよれ!ニャル子さん 6 (GA文庫)感想
ああ・・・今回も下らなかった♪
読了日:12月23日 著者:逢空万太
屍の王 (角川ホラー文庫)屍の王 (角川ホラー文庫)感想
牧野版イザナギ・イザナミ冥界神話。グロテスクな混沌。牧野さんらしい作品。
読了日:12月22日 著者:牧野修
這いよれ!ニャル子さん 5 (GA文庫)這いよれ!ニャル子さん 5 (GA文庫)感想
もはや何も言う事がない。ただただ読み続けるのみ!
読了日:12月19日 著者:逢空万太
心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿 (創元推理文庫)心霊博士ジョン・サイレンスの事件簿 (創元推理文庫)感想
古色を帯びているのは確かなのだが、そこも味わいと言うべき作品。
読了日:12月17日 著者:アルジャナンブラックウッド
猿猴 (講談社文庫)猿猴 (講談社文庫)感想
久々に、ほら話らしいほら話を読んだ気がする。こういうものが、もっと書かれても良いと思う。
読了日:12月15日 著者:田中啓文
千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選 (創元推理文庫)千の脚を持つ男―怪物ホラー傑作選 (創元推理文庫)感想
総じて古臭いのだが、味のある作品も多い。中でもやはりスタージョンは図抜けていると感じた。
読了日:12月13日 著者:
死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ)死者のための音楽 (MF文庫ダ・ヴィンチ)感想
生と死の幻想。山白朝子の作風を一言で表すなら、そういう事になるのだろうか。相変わらず感性が素晴らしい。
読了日:12月11日 著者:山白朝子
リヴァイアサン クジラと蒸気機関 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)リヴァイアサン クジラと蒸気機関 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)感想
強引な設定が気にならないほど力ある物語。息もつかせぬ展開とはこのことだ!
読了日:12月9日 著者:スコット・ウエスターフェルド
地球最後の野良猫 (創元SF文庫 ) (創元SF文庫 フ 10-1)地球最後の野良猫 (創元SF文庫 ) (創元SF文庫 フ 10-1)感想
少女と少年と猫のロード・ノベル。甘すぎない結末と、希望の未来。感動的でした♪
読了日:12月7日 著者:ジョン・ブレイク
這いよれ!ニャル子さん 4 (GA文庫)這いよれ!ニャル子さん 4 (GA文庫)感想
下らなさ、さらに加速! もう、これは光速を超えたな・・・きっと。
読了日:12月7日 著者:逢空万太
恐怖記録器(フライトレコーダー) (角川ホラー文庫)恐怖記録器(フライトレコーダー) (角川ホラー文庫)感想
恐怖も混沌も不足気味。もっと狂気を!
読了日:12月5日 著者:北野勇作
アーカム計画 (創元推理文庫)アーカム計画 (創元推理文庫)感想
もしもラヴクラフトの小説が、事実だったら・・・。ラヴクラフトへの敬意が書かせた作品。愛である。
読了日:12月4日 著者:ロバートブロック
100KB[キロババア]を追いかけろ100KB[キロババア]を追いかけろ感想
ホラーテイスト極微の青春エンターテイメント。こういうものも書けるんだ。引出しの多い人だ。
読了日:12月1日 著者:黒史郎黒史郎

読書メーター


2013・12月のベスト3

『死者のための音楽』 山白朝子

『リヴァイアサン・クジラと蒸気機関』 S・ウエスターフェルド

『夜宵』 柴村仁


 先月は総じて面白い作品が多かったけれど、突き抜けたものはなかったという印象。
山白朝子さんを始め、今後も楽しみな作家を何人か発掘出来たのは成果。

 昨年の読書量は210冊強。
やはり幻想・怪奇が中心。
傾向に変化なし。

 今年の読み始めは三島賞受賞作。
これも幻想系の作品。
このブログのベースに変化なし。

 雀百まで わしゃ九十九まで……?
蛇の道は じゃじゃじゃ!……?
けいこうとなるも LSDとなるべからず……?
真直ぐ突撃~! やっぱこっち!……?

今年も迷走する「みゅうずすたいる」を……。
見捨てないで下さいね。