フィアー 恐怖 // L・ロン・ハバード | みゅうず・すたいる/ とにかく本が好き!
フィアー―恐怖/L.ロン ハバード
¥945
Amazon.co.jp


 「フィアー 恐怖 


 L・ロン・ハバード、著。 1940年



 「超自然の驚異と恐怖を表した第一級の作品」

私が自信を持って薦められる作品のひとつだ。

         ― スティブン・キング


 この怖さは本物だ!

        ― レイ・ブラッドベリー


 ハバードの作品はどれも好きだが、「フィアー」が一番

気に入っている

        ― アイザック・アシモフ


 L・ロン・ハバードの「フィアー」は、心理的スリラーの中

で最高のものだ

       ― ロバート・ブロック(サイコの原作者)


 (裏表紙より引用)



 いやはや、凄いメンバーが大絶賛の嵐!

これは読まねばならんでしょう。

しかも「バトルフィールド・アース」を80年代に発表して、

それが大ベストセラーとなったとあらばなおさらです。


ジョン・トラボルタ/バトルフィールド・アース
¥6,300


 トラボルタ主演で映画化もされましたが、あのトンデモ感は

実に私の好みでした♪

脱線しますが、「サタディナイトフィーバー」以来のトラボタル

ファンです♪


 一番好きな作品は「マイケル」♪

トラボルタ演じる、太ったいかにもだらしない天使が最高です。

不潔そうで、背中の羽根まで薄汚れて、無精ひげを浮かべた、

甘いモノが大好きなダメ天使が巻き起こす奇跡のハート・ウォ

ーミングストーリーは感動的でした。


 さて「フィアー 」です。

大学の民族学(民俗学の誤りだと思われる)教授が、友人宅を

訪れた後の4時間の記憶と帽子を失う。


 その日から、彼の周りで奇怪な出来事が頻発する。

悪霊や悪魔の仕業か、はたまた彼が狂気に陥ったのか?

失われた記憶を探し求める内に、さらなる脅威が彼を襲う。


 悪夢のような世界で、彼がたどり着いた真実とは?!


 と言うようなお話です。

ゴシック・ホラーでしょうか。

古典的展開の「世にも不思議な物語」的作品です。


 幻想的で怪奇趣味に溢れた秀作です。

現代のすれた読者である我々には意外性は感じられないけれど、

安心して読める作品ではあると思います。