ブラウザという言葉が通じないのはおかしい | 人生ちどりあし

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私は仕事やプライベートでPCの操作やトラブルについて質問を受けることが多いのですが、いつも不思議に思うのが「ブラウザ(又はインターネットブラウザ)」という言葉が通じないことが多いこと。


そういう人には「例えばIE(InternetExplorer)」とか言えば通じる(たまにそれすらも通じない人がいる)のですが、一々それを説明するのが非常に面倒。


説明したいのはそこじゃない!





勿論皆がPCに精通してるわけでもないのは分かっており、専門用語とかは分からなくて当然でしょう。 しかし、「ブラウザ」なんて言葉はPCを使う上での基礎知識の一つです。


CPUやマザーボードなんて言葉は分からなくても良いし、コマンドプロンプトとかタスクなんてツールも分からなくても良い。


でも、ブラウザは「自分が起動し、毎日のように使っている」ものなんだから、どんなツールなのかぐらい知っておくべきでしょう。





例えば車を運転する場合、「踏めば加速する部位」は「アクセルペダル」という言葉で理解しているし、「回せば左右に回る部位」は「ハンドル」という言葉で理解しているはずです。


また例えば料理をする場合、「野菜や肉を切る道具」は「包丁」という言葉で理解しているし、「熱して野菜や肉を炒める道具」は「フライパン」という言葉で理解しているはずです。


「ブラウザ」という言葉もこの程度の基礎知識レベルの言葉でしかないのです。





そんな基礎知識レベルの言葉が分からないということは、以下のようなやりとりをしてるようなもの。


■運転を教える時
  「そこでハンドル切って」
  ⇒「ハンドルってなんですか?」
  ⇒「回せば左右に曲がる部位のことだよ」


■料理を教える時
  「豚肉に1cmぐらいの大きさで包丁を入れて」
  ⇒「包丁ってなんですか?」
  ⇒「野菜や肉を切る道具のことだよ」


■掃除をしている時
  「この部屋に掃除機を掛けといて」
  ⇒「掃除機ってなんですか?」
  ⇒「ダイソンのことだよ」




こんなやりとりを一々してたら教える側からしたら大変ですよね? でも「ブラウザって何」って質問はこれに近いです。


「じゃあ、あなたが毎日インターネットを閲覧しているツールは何なの?」って思ってしまいます。


そもそも、本当の質問は「ブラウザが何か」ではなく、その先にあるのだから大変です。




プライベートだけでPCを使う程度ならまだ良いとしても、仕事で使っているのであればこの程度の基礎知識は当然覚えるべきでしょう。