半沢直樹で「倍返し」を連呼させた上層部 | 人生ちどりあし

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最近噂の半沢直樹。


最終回では「家政婦のミタ」を超え、視聴率は42.2%という大記録を残した。


「半沢」最終回、平成1位の42・2%!ミタも超えた 関西は歴代1位45・5%




反面、後半は半沢直樹がおかしくなったと感じた人も多いことだろう。


前半と違い、後半は半沢が「倍返し」を連呼しすぎなのである。


1話毎に必ず「倍返し」のセリフを入れ、最終回ではなんと2回も言っている。


しかも自然な形ではなく、「そこで言わなくても良いだろう」という場面に無理矢理捻じ込んでる。


私は最後の方では「倍返し」というセリフが出るたびに寒々しい気分になった。




関係者の話では上層部から「ミタ越えをしろ」とお達しが出ていたようで、上層部の人間が構成に口出しをしていたことが伺える。


これだけ「倍返し」のセリフが入ったのも、「倍返し」という言葉が流行ったのを受けて上層部から安易に毎回入れるように言われたからではないだろうか?






そもそも当初のインタビューでは半沢直樹は10%台を目指して作られたドラマとのこと。


高視聴率に必要と言われていた恋愛話等を盛り込まず、視聴者に媚びない構成にしたことが逆にウケたと言われていた。


また、「倍返し」というセリフも原作にはなく、監督もそんなに意識して入れたセリフでは無かったと語っている。




視聴者に媚びずに作られたことがウケたドラマなのに、上層部の暴走により媚びた作品に変わってしまったことは悲しいことである。