こんばんは。

俳句のみろく堂オッドアイ猫家登みろくです。

乙女のトキメキこのブログは「いいことあるよ!」イーコットの提供でお送りいたします乙女のトキメキ

 

 

まずはお知らせです!

 

ゆめみる宝石筑紫磐井さんのとこの俳句新空間さま

秋の句を5句ほど掲載戴きました。見てね乙女のトキメキ

 

私、WEBに句を掲載するのは久しぶりじゃなかろうか。

自分が気に入った句、自分らしいと思う句だけを出してみましたよ。

 

 

 

ゆめみる宝石「晶」vol.26

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ゆめみる宝石びっくりニュース!(ちょっと前の)

 

さて、本日は現代川柳かもめ舎さん(主宰:川瀬晶子さん)

立ち上げ10周年を記念して発行された

アンソロジー「WAVE 2009-2018」より、

私がガアーンと脳天を打たれた句をご紹介します。

 

 

かもめ舎の朝妻久美子さんとは

混線(完売)以来、ずーっと仲良し!!

城水めぐみさんには「ねうねうvol.3」に10句

句を寄せていただいてます!!えっへん!

お二人にはその他の企画にもいろいろご協力いただいていて、

ともかくみろくは、お二人には足を向けて寝れないんだぞ~!猫しっぽ猫あたま←向けてる

 

 

現代川柳がおもしろい!という純粋な気持ちと

現代川柳を読むと、俳句の良さも分かってくるよ!

というの二つの理由から、

私も(勝手に)一緒になって現代川柳をおすすめしています。

 

私の鑑賞は蛇足という気がするので、

好きだ!という句と作者名をひたすらにご紹介していきますね。

(掲載順・敬称略)

絞りに絞りましたが、大変な量になってしまった…

 

キラキラキラキラキラキラ

 

母だから響かぬ太鼓打ち続け 淺木邦子

返り血を浴びてようやく目が覚める 淺木琳子

谷底に散り散りにして出す手紙 浅田辰宏

満点のプラネタリウム胎内に 朝妻久美子

おわかれの合図シーツが翻る 新井恵子

咳が出る昨日の嘘が引っ掛かる 伊藤寿美

この道を選んだ足を信じてる 大西俊和

うらんだりねたんだりして芽を出した 奥原ヒサコ

石段を登った先の薄ら闇 角田晴代

風止んで抱き合ふごとき鯉のぼり 勝部幹善

誰が欲し 銀漢に手を差し入れて 金子喜代

ヤヤヤヤヤ妻は何かを燃やしてた 金子繁造

止まれない水は首まで来ているが 川瀬晶子

ミラーボール自分でついた嘘に酔う 桑名洋子

合鍵を預けた人の鍵の束 小西峯子

人生は予選の数が多すぎる 近藤良樹

壺を手に同志の顔で寄ってくる 佐々木一彦

さよならが静かに位置についている 芝岡勘右衛門

人間になった愚かな猫である 城水めぐみ

どん底で歌う迷子の子猫ちゃん 杉野泰子

七軒目この世に愛はないらしい 杉山昌善

悔いている私を笑い子は先に 髙橋直子

絵の中の道はどこまで歩けるか 坪井篤子

出口から入ったような一日だ 鳥海ゆい

乗せられて登った木から降りられぬ 西博美

キラキラもどろどろもないきのう今日 原口美智江

そのままで良いと言われた喉仏 平井煕

一番にあなたに落ちる雨になる 福岡理惠

走ったら追い付けそうな今朝の嘘 福村まこと

ラッパ飲み誰のためでもない命 水野のぶ子

ごめんなさい 生きてく事に慣れなくて 村松たえ子

バラの家しあわせそうに見えるけど 横山勝壽

目眩し復興支援紙吹雪 吉田勉子

あの雲が今日の傾聴ボランティア 若林よしえ

 

 

 

次回は伊藤伊那男さん(銀漢)の第三句集「然々と」を鑑賞します。

みろくでした猫