アトピー性皮膚炎の治療に光明。大きな改善効果が期待される注射が開発される(英研究) | mirojoan's Blog

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Image by PAULandLARA/iStock


 アトピー性皮膚炎は、強いかゆみのある湿疹が、慢性的に良くなったり悪くなったりを繰り返す症状を持つ皮膚疾患だ。私もこれに悩まされているのだが、ついうっかり掻いてしまうことで、皮膚のバリア機能を低下させ、更に悪化させるという悪循環に陥っている。

 これまでは、ステロイド治療が主だったが、副作用もあることから新たな治療法が望まれていたが、この度、オックスフォード大学の研究グループが、「エトキマブ(etokimab)」という新薬を投与することで良好な結果が得られたという発表がなされた。

 

皮膚に炎症を起こす「IL-33」を標的にしたエトキマブ


 免疫系には、インターロイキンという細胞同士のコミュニケーションを助ける化学物質が働いている。
 
 そのひとつである「IL-33」は、ダメージを受けた皮膚に免疫細胞を集めることで炎症を促す作用があり、マウスによる実験ではアトピー性皮膚炎と同様の症状を引き起こすことが知られている。

 エトキマブはこのIL-33を標的にすることで皮膚炎の緩和を狙ったものだ。

 

 

 

エトキマブの注射により症状が改善される患者が多数


 アトピー性皮膚炎の患者12名を対象とした治験では、まずプラセボを注射してからアレルギー反応を引き起こすイエダニを注射。それから1週間後に静脈注射でエトキマブを注入し、さらに免疫反応を引き起こす物質を注射。

 これらの各セッションごと生じた発疹のサンプルを回収して、それを調べた。

 『Science Translational Medicine』(10月23日付)に掲載された治験結果によると、エトキマブを注射された12名全員で皮膚炎が改善し、症状の程度を表すスコアは半減していたとのこと。

 注射してから29日後の段階では、83パーセントにこうした改善が見られたほか、アレルギー反応に関連する免疫細胞である好酸球が40パーセント減少していた。

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Image by AlexRaths/iStock

 

 

より効果的で副作用の少ない治療に期待


 日本では45万人のアトピー性皮膚炎患者がいるとされている。その原因は完全には解明されていないが、患者自身の体質や環境要因など複数の要因によって引き起こされると考えられている。

 アトピー性皮膚炎になると、皮膚のバリア機能(外界のさまざまな刺激、乾燥などから体の内部を保護する機能)が低下することがわかっている。そのため、外から抗原や刺激が入りやすくなり、これらが免疫細胞と結びつき、アレルギー性の炎症を引き起こす。

 また、かゆみを感じる神経が皮膚の表面まで伸びてきて、かゆみを感じやすい状態となっており、掻くことによりさらにバリア機能が低下するという悪循環に陥ってしまう。人によっては夜も眠れないほどつらい症状になることもある。

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Image by thodonal/iStock


 アトピー性皮膚炎の治療には抗炎症ステロイド剤が一般に使われるが、吐き気といった副作用が生じることもあり、より効果的でなおかつ副作用も少ない治療薬が求められていた。
 
 エトキマブはまだまだ「予備調査」の段階であるらしいが、アトピー性皮膚炎で苦しむ人たちにとっては期待のできる幸先のいい結果であるようだ。

 この研究論文は『journal Science Translational Medicine』に掲載された。

References:Eczema drug raises hopes of effective and long-lasting treatment | inews/

         

☆皮膚病の人はかわいそうだが、近寄りたくない!

 

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