我が家の庭の今年初のきゅうり


新市長のもと一般質問終了

松戸市議会、一般質問が全て終了しました。6/1の選挙で新たに市長になった、松戸隆政市長の政治姿勢を問う質問が多かったです。

 私もそうです。基本的には全てがそうですが、特に市役所建て替えと、多文化共生については市長に答弁して欲しいと思っていたので、市長が答弁に立った事は良かったです。


どうなる?市役所建て替え

 しかし、問題は中身です。まず市役所建て替えについては、松戸市長は市長選の時に行われた公開討論会で、『市役所移転建て替え』にははっきりと✖️を表明しました。しかしながら今回の質問では、今の市役所移転建て替え計画を白紙撤回し、プロジェクトチームを作り、現地か移転かで事業費などを比較検討して、結果を出来るだけ早く公表して進めていく、との答弁でした。

 つまり、再度検討して、やはり移転建て替えがいいね、となれば移転建て替えになる可能性も否定しないという事です。


新副市長は移転建て替え推進派

 しかも、今回副市長になったのは、移転建て替えを進めて来た前本郷谷市長の後継者である、小玉氏です。移転建て替えに引っ張られる事は十分に考えられます。

 したがって私は再質問で、プロジェクトチームのメンバーと床面積はどの程度とするのか、と聞きましたが、今後の検討であり,決定次第公表する、との答弁にとどまりました。

 プロジェクトチームとは、諮問機関なのか?どの様なメンバーからなるのか?現在ある庁舎整備検討委員会とどう違うのかなど、疑問は尽きません。しかし、何も決まっていない、という事です。確かに市長選から1ヶ月も経っていないのですから、それもやむを得ないのかもしれません。

 しかし、市民は何だか騙された感が強いのではないでしょうか?移転反対なら現地で、と考えるのが普通です。しかし、そうではなかったということが改めて明らかになりました。

 市長には、現地の優位性を認識いただき、ぜひ現地建て替えへと舵を切っていただきたいと求めました。


仮庁舎も平行して検討との答弁

 この後のがんの議員の質問で、仮庁舎の事が出ました。それに対しては、新館、本館の耐震不足は認識しており、仮庁舎も平行して検討する、との答弁でした。

 仮庁舎についての私の考えについて、述べます。現地でも移転でも数年はかかります。その間大地震が来る可能性はあります。そうであればただちに仮庁舎に移転する事は必要だと思います。そうやって職員と市民の安全を確保してから、市役所建て替えについて検討する、というのもありだと思います。

 また、仮庁舎に入れば、現地での建て替えの市の懸念(工事中の市民、職員の安全性など)は払拭されるわけですから、現地建て替えがより現実味を帯びてくるのではと思います。


議会でも主体的に議論を!

 しかし、最後は市長が方向性を決めて議会に提案し、議会で議論をして決めていくことになります。早い段階で議会でも議論をしたいなと思いますが、残念ながらそういう議論は好まないのが松戸の議会です。庁舎整備に関する特別委員会も、執行部の提案を審査するところ、というのが末松委員長のスタンスです。それが基本かもしれませんが、主体的に議会が動いても悪くはないと思います。

 色々な考えの人がいますが、事前に場合分けをして議論をしてもいいのではと思います。


今後はプロジェクトチームが鍵

 いずれにしろ、市役所建て替えについての再検討はこれからです。今後のプロジェクトチームの動きなどを注視していき、私たちも市庁舎ネットなど市民運動の皆さんとも協力しながら、現地建て替えに向かう様力を合わせて行きたいと思います。


講演会のご案内

 7月27日(日)には市庁舎問題を都市再生(都市再開発)の視点から考える講演会も行います。埼玉大学の名誉教授、岩見良太郎先生をお迎えして行います。住民の報告もあります。ぜひ、ご参加下さい。

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