【議会選挙はセレモニー】

この議会で2期目の2年目に入りました。ようやく議会の独特の『しきたり』を理解し、対応を考えて行動できるようになりました。それがいいか悪いかは別にして。

 例えば正副議長選挙など議会の様々な選挙は選挙前にすでに多数派の根回しにより結果は決まっています。何のための選挙なのか考えてしまいます。


【自ら発言時間を削る議会】

 保守系は市民にとってどうか、ということより、議会対策に重点を置いています。議会や委員会で議論をして合意形成をするのではなく、事前の聞き取り、根回しで方針を決め、議論はできるだけせず採決する、というやり方です。

以前ある委員会で、発言時間の議論をしていた時に公明党の委員が、議員の発言を「無駄な時間」と発言したことには驚きました。このような保守系の考え方がこの間、質問時間や討論時間を大幅に削減することにつながっています。

以前、ある委員会で自民党の委員が、「民主主義は多数決」と発言したこともあります。


【陳情は提出のみに後退】

 先日行われた議会運営委員会(議運)で、陳情の取り扱いが大幅に後退しました。これまで松戸市議会では、陳情も貴重な市民の声である、という趣旨で議会に付託するかどうかを議運で議論していました。しかし、今回、陳情は付託されないことが決まってしまいました。その理由は、4月からの請願・陳情のオンライン提出が可能になることに伴い、随時提出が可能で議会での付託を審査していたら、スピード感が落ちるという趣旨のようです。

 しかし、提出するだけでは、その趣旨はしっかりとは伝えられませんし、何よりこれまでは陳情が提出されれば、必ず議運で議会に付託するか議論がされました。その議論もなくなり、基本的には提出するだけになってしまい、市民の声を聞く、という議会の最重要の役割が大きく後退することになります。

 議運の委員である私は、「陳情などで市民の声を聞くことは最も重要な議会の役目である。」と、反対しましたが、採決で共産党以外は他の野党(原委員・二階堂委員)も賛成し「陳情は提出のみ」が可決されました。


【市議会も国会も変えるのは市民】

 質問・討論時間削減、陳情は提出のみ、などこの間民主主義が大きく後退している松戸市議会を変えるのは市民の力です。議論をさせない、市民の声を聞かない議員を減らして、日本共産党が松戸市議会でも国会でも数を増やすしかありません。そのためには、みなさんの力が必要です。今年も引き続き日本共産党の仲間を増やし、政治を変え社会を変えていきましょう。「平和で公正な社会へ」、私も皆さんと一緒に引き続き全力を尽くします。