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Mrs.エステティシャン花音です。
今年のNHK大河ドラマ「光る君へ」を毎回楽しみにしています。
いよいよ、今週回は「源氏物語」の誕生日秘話が描かれるのではと聞いて、今からワクワクが止まりません!
学生の時は、古典科目が大の苦手だったのに、大人になりあるきっかけで心に灯が灯ってからは、憑かれた様に夢中になって読んだ古典シリーズが「わたしの古典」です。
「わたしの古典」シリーズ初回版が創刊されたのは、今から38年前の1986年です。
当時、シングルマザーで金銭的に厳しい中でも本だけは自分を奮い立たせる一つのツールとして、出版され次第、本屋さんに自宅に配達してもらっていました。
自分で買いに行く選択をしなかったのは途中であきらめてしまうかも知れない心の弱さから・・・
そうこうしているうちに22巻全巻揃い、これから読んでない回のものもゆっくり読もうと思っていた矢先、母からお店を任されることになり、暗中模索しながら商いに集中していた頃、バブル崩壊の余波の煽りでお店の営業に翳りが出始めました。
商いの考え方や確執が芽生え母との諍いが起こり、わずがな荷物を携えて家を出たのが24年前。
大切に集めてきた古典の本は荷物になるので置いて出ました。
その後、母とは元の仲良しの親子に戻れましたが、母に認知症が出たため実家を手放すことに。
最初は、隙を見て片付けに通っていましたが、ゴミ屋敷の様になってしまった家に一歩入るだけでパワーを持って行かれるくらいしんどくて😭
休みはほとんど、ダブルワークではじめたエステの仕事を入れていたので、解体前の片付けはキッパリ諦めて全て業者様にお願いしました。
なので、わたしには42歳までの思い出を振り返る自分史のアルバム写真や思い出の品がほとんどありません。
いずれ、手放さなければいけない日は必ず来るのであまり執着はしていません。
の、はずでした・・・
ですが、大河ドラマ「光る君へ」を観ていたら、わたしの古典シリーズをどうしても手元に引き戻したくなりました。
あちこちのフリマを探しても、単品で出品されているものばかりで、諦めかけた頃、なんとAmazonで古書を見つけました。
しかもフルセットで良心価格です。
なんだか妙にご縁を感じて、それでも果たして読み終える気力はあるか自問自答すること1ヶ月。
売り切れていたら諦めようと思い、検索わ、かけるとまだありました。
もう、迷いはありません。
購入し、わたしの手元に「わたしの古典」シリーズ22巻を引き寄せました。
あの頃爪に火を灯す様な生活の中から、何とか本代を捻出して買っては読んだ本。
先日、22巻一気に届きました。
多少の経年劣化はありましたが、すべて帯付きの良い状態なものでした。
よくぞ22巻シリーズで保管くださっていた方と古本屋さんに感謝です。
源氏物語は、いろんな方が執筆されていますが、わたしの源氏物語デビューは、このシリーズの円地文子さんのものでした。
円地文子さんが、昭和42年から5年の歳月を掛けて源氏物語に取り組まれ、10巻の単行本にまとめられたものを、若い人向けに3巻に凝縮され編集されたものだそうです。
円地文子さんの源氏物語は、大和和紀の源氏漫画『あさきゆめみし』にも大きな影響を与えたと言われています。
どういうわけか2巻まで読んで満足してました💧22巻持っていたのに、3巻目に目もくれず読んでいませんでした💧
光源氏が亡くなったあとのお話で、源氏物語の完結編の後半部分で、舞台が京の都から宇治に変わったため、「宇治十帖」と言うのだそうです。
これは、心して読まないとですね☺️
いずれにせよ、こうしてわたしを夢中にさせた沢山の本との出会いと再会は、神様からのご褒美をいただいたようで嬉しくてたまりません。
本の世界を再び愉しもうと思います。
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