百合根 花言葉 : 賢者・情熱
ご訪問くださいましてありがとうございます。
Mrs.エステティシャン花音です。
お正月に茶碗蒸しにするつもりで買っていた百合根と銀杏。
あっという間に三ヶ日も過ぎてしまいました。
ユリ属植物の球根である「ユリ根」は、茶わん蒸しやおせち料理の食材に使われます。
ユリ根の旬は秋~冬で、高温多湿を嫌う作物のため、日本では主に北海道で生産されています。生産に時間がかかるうえに栽培が難しいためか、庶民にとっては安くはないお野菜です。
私も清水買いしました 笑
ウロコが重なり合っている球根の形は鱗状鱗茎(うろこじょうりんけい)と呼ぶそうです。
生のユリ根はうろこ状に固まっている部分を一枚一枚はがしてから調理します。
百合根の栄養
百合根は、野菜の中ではカリウムが野菜の中でもトップクラスの含有量です。
カリウムには、塩分の排出を促して血圧の上昇を抑える働きがあります。
またビタミンCが少量含まれています。
量は少なくても、百合根のビタミンCはデンプンで守られていますので熱で破壊されにくいという特徴を持っており、茹でても約90%が残るので効果的にビタミンCを摂取できます。
薬膳的効果
心を落ち着かせる作用に優れていますので、精神疲労からくるイライラ、不安感、不眠などに役立ちます。
また、肺や気管を潤し咳を止める働きがある他に潤いを与えます。
吹き出物やこ口内炎が出来た時にもおすすめです。
百合根が丸くなるまで、なんと6年もの歳月が必要なのだそうです。
春に、まだ小さい種球を植えて、次の年の春に掘り起こして、畑の別の場所に植えます。その年の秋に掘り起こし、冬の間、おがくずの中に保存し、春にまた別の場所に植えます。3年目の秋にまた掘り起こし、冬は保存、4年目の春にまた植え替える…これを繰り返し、5年目の秋にようやく収穫されます。
2~3ヵ月寝かすことでデンプンが糖分に変わって甘味が増すため、秋に収穫した百合根は倉庫で寝かされ冬に出荷されるころには甘く美味しい百合根に変化を遂げます。
花の百合も高貴で美しいですが、百合根も高値なのはこれだけ丁寧に育てられているからなんですね✨
農家の方が手間ひまかけて大切に育てたゆり根。
一枚いちまい大切に味わいたいものです。