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Mrs.エステティシャン花音です。
気温のジグザグで半袖の方もいれば、秋冬仕様の方もいらっしゃいます。
薄着や厚着で風邪を引いたり体調を崩しやすいこの季節。
この時期は気温の寒暖差があり、空気の乾燥が急に激しくなります。空気が乾燥することにより、からだの細胞の水分も失われ、肺、胃腸、皮膚の機能が低下してしまいます。乾燥によって起こるこのような病気の原因を、中医学では燥邪と呼びます。
「肺」は周りの空気の状態に敏感で、潤いを好み乾燥を嫌います。
「肺」はからだに潤いを配る役目があり、皮膚とも関わりが深いため、外気の乾燥と内燥体内の潤い不足が重なると、皮膚の乾燥トラブル、口、鼻、喉の粘膜の乾燥感、便秘気味などの症状が表れるようになります。
中医学の肺とは、は外気をとりこみ、体内の濁気を鼻や皮膚から排出し、全身の気の流れや潤いを統括する機能の総称です。
肺の機能が衰えると咳、息切れ、皮膚の乾燥、カゼをひきやすくなるなどの症状が表れます。
からだの内側から潤すためには食べ物の力を借り、外側から潤すためには皮膚の保湿を心がけ、「肺」を養生するケアをすると、乾燥トラブルの緩和につながります。
肺を潤す白い食材
潤い効果のある白い食材を積極的に摂りカラダの中へ潤いのもとを届けましょう。
・乳製品
・豆乳
・大根
・蓮根
・山芋
・梨
・はちみつ
・白胡麻
・白キクラゲ
etc
口腔内を潤す
粘膜の乾燥は、風邪をひきやすくなったり嚥下機能の低下、歯槽膿漏、口臭、口内炎、唇の荒れ、口角炎に繋がります。
①舌回し運動
舌を口の中でぐるぐると大きくまわしたり、上下の歯茎の根元を舐めるように動かします。たったこれだけです。日に何回行ってもかまいません。顎下腺(がくかせん)、耳下腺(じかせん)、舌下腺(ぜつかせん)の三つの唾液腺が刺激され唾液が出やすくなります。
②唾液腺マッサージ
耳下腺(じかせん)、顎下線(がっかせん)、舌下線(ぜっかせん)の三種類です。ここからちょうど良い粘り気の唾液が、分泌されます。ちょうど顎のラインに添って、耳の下や首の近くにありますから、手で適度にグリグリとマッサージをしたり顎を動かしたりします。舌で口の中からマッサージするのも効果的です。
③よく噛んで食べる
噛む回数を増やすことで、唾液の分泌量が増加します。良く噛む必要のないファーストフードのような食事が中心になると、唾液の分泌量が少なくなり口が乾きやすくなるので要注意。噛みごたえがあって、唾液分泌につながるような食事を摂るように心掛けましょう。
④水分補給
口の中は常に潤った状態がベストです。
軽い渇きを感じる程度ならこまめに水分補給をしてください。
肌の保水と保湿ケア
保水とは、化粧水などで肌の水分を補い水分を保持することです。
保湿とは、乳液やクリーム、オイルなどの油性化粧品で肌に潤うを閉じ込めることです。
角質層に水分を蓄え整った状態を保つことでバリア機能も保たれ潤いと弾力のあるお肌がキープされます。
保水と保湿、どちらも意識してスキンケアを行いましょう。
加齢、過労、ストレスは、からだの潤いを招きます。
潤い不足状態が長びくと全身へ潤いを配る力も弱まります。
日頃から巡る季節に相応しい養生を意識しながら大切な体やお肌を守りましょう。