ご訪問くださいましてありがとうございます。
Mrs.エステティシャン花音です。
Instagramで高級ホテルの写真を観てはいつか訪れるイメージを膨らませ、一人ささやかに楽しんでおります。
ラグジュアリーと名のつくものにはストーリーがあるから憧れます。
特にハイクラスのホテルとなると接遇が素晴らしいです。
接客を習うならホテルのホスピタリティを見習えと言われるくらいです。
ホスピタリティとは接客・接遇の場面だけで発揮されるものではなく、人と人、人とモノ、人と社会、人と自然などの関わりにおいて具現化されるものである。
日本ホスピタリティ推進協会より
私はまだ利用したことはありませんが、ホスピタリティで高評価の帝国ホテルでは、ホストが宿やおもてなしを 客人へ提供する際に、「まだきちんと 築かれていない関係を、お互いが良く していこうと作っていく」ことで、客人 はもちろん、ホストに対しても喜び や感動といった「新しい価値」を生 み出す行為をホスピタリティと定義され、その意識の高さが来訪されるお客様の感動を生み出していると聞きます。
先日、とあることで目に留まった
千利休のもてなしの心「利休七則」
1. 茶は服のよきように点て
2. 炭は湯の沸くように置き
3. 花は野にあるように生け
4. 夏は涼しく暖かに
5. 刻限は早めに
6. 降らずとも傘の用意
7. 相客に心せよ
自分の理想だけを追求するのではなく、相手のことを考えて気配りが必要ということです。効率性ばかりでなくお客様が「何を求めているか」をよく考えて対応すること。
準備を怠ると大切な時にが上手くいかないという教えです。表に見えないところでも要点をしっかりとおさえて準備すること。
本質は何かを追求し過剰な装飾をそぎ落とすことでその魅力を際立たせるということ。花だけではなく一つ一つのものには命が宿っていると思い大切にすること。
夏には涼しさを感じてもらう設や準備を、冬には身体が温まるものをお出したりするなど、季節感を演出しつつお客さまが快適に過ごせるような工夫をすること。相手を思いやる気配りがあってこそできる工夫です。
時間に対する意識にゆとりを持ち、焦りを無くすことで心に余裕が生まれます。自分の中に余裕があるからこそ「おもてなし」の心が生まれます。
不測の事態にも備えあれば憂いなしの教えです。天気を気にせずその趣を楽しんでもらえる準備を整えておくとお客様も安心して寛げます。
お客様はもちろん、自分を取り巻く全ての方々への思いやりを配りお互いに尊重し合うことで信頼が生まれます。目的や理想を共有し尊重し合うことで素晴らしい結果を生み出していけます。
私はお茶を嗜んでいませんが、奇しくもサロンのポリシー「五感を癒すおもてなし」が利休七則に沿ったものであったことがとても嬉しく思います。
母が、開店前にうち水をしたり季節の移り変わりに合わせて器を変えたり花を生けたり、旬のものをお出ししながらお客様をもてなし、お帰りにはお見送りしていたこと、取引先の業者さんをお客様と同じ様に大切にしていたことなど、背中を見ながら知らず知らずのうちに影響を受けていたわけですね。
今日に至るまで 茶道におけるもっとも原則的な教えとして代々変わることなく受け継がれてきた茶の心「利休七則」は、茶道の世界だけでは留まらず日本人が大切にしなければならない道徳の様に感じます。
自分らしくポジティブに生きる女性の笑顔は、周りの空気まであたたかく包みます。
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