その一途な心で

見上げる枝枝は

たおやかに

身をまかせている




凛とした

心根の奥底に

横たわる慟哭も

飾り気のない微笑みも




午後には

すべて散っていく

はなびらとともに

回帰する




にほんブログ村 ポエムブログ 恋愛詩へ 人気ブログランキングへ


紡がれた物語

いくつもの時をこえ

いま出逢う



のばした両手に

ふれるほどの

痛みは

もう感じない



ふくらみかけた

桜のつぼみ

ひと思いに

春になりそう



これからは

ちぎれた季節の

想いを語ろう





にほんブログ村 ポエムブログ 恋愛詩へ 人気ブログランキングへ


紺碧の海はいつでも

光をとじこめては

放っている


それは思いがけず

むけられた

微笑みにも似て




新しい年のはじまりは

おだやかで


たなびく雲と雲のすきまから

手をふる姿が

みえるよう








にほんブログ村 ポエムブログ 恋愛詩へ 人気ブログランキングへ


後ろから

小走りでおいかける

小声で名前を呼んでみる



指先は冷たくなって

吐息が白く凍るけれど



どこまでも空が蒼いから

どこまでも

ついていける



思い出の場所まで

たどりついたら

澄み切ったその心に

その静謐な心の底に

ありがとうといえるのに



にほんブログ村 ポエムブログ 恋愛詩へ 人気ブログランキングへ


ひそやかに降りだした

雨は音もなく

冷たくて

まるで氷のしずくのように

頬をぬらす



川面にえがく

規則正しい模様は

頂き物の

ハンカチにも似て




次々と終焉をむかえる

雨粒が

やがてまた

空にむかっていくように



いつか昇華させたい

気持ちを胸に

いだきながら

待っている




にほんブログ村 ポエムブログ 恋愛詩へ 人気ブログランキングへ