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後ろから
小走りでおいかける
小声で名前を呼んでみる
指先は冷たくなって
吐息が白く凍るけれど
どこまでも空が蒼いから
どこまでも
ついていける
思い出の場所まで
たどりついたら
澄み切ったその心に
その静謐な心の底に
ありがとうといえるのに
ひそやかに降りだした
雨は音もなく
冷たくて
まるで氷のしずくのように
頬をぬらす
川面にえがく
規則正しい模様は
頂き物の
ハンカチにも似て
次々と終焉をむかえる
雨粒が
やがてまた
空にむかっていくように
いつか昇華させたい
気持ちを胸に
いだきながら
待っている