今の短期派遣の仕事(1年ぶり3度目の同じ職場)、
6月末で終了なので最近真剣に次の仕事(派遣)を探し始めました。
久しぶりに派遣総合をサイトを見たんですけど、
これだけ世の中の物価が高騰しているにも関わらず
平均募集時給は
ずっーと
低空飛行のまま(もう何年も)。
思うんですよ、
少なくとも各大手派遣会社は今の物価高に乗じて各クライアント企業に人件費が上がっているとかの理由で金額アップ交渉をしている筈なんですよね。
で、
上手く値上げに成功して、
じゃあ派遣の募集賃金上げようか。
とか、
現稼働中の派遣スタッフさんの時間給上げようとかではなく
己の会社(自社社員)の給与だけアップして
派遣スタッフ側に恩恵はなく、
使い捨て社員(派遣社員)に全てしわの寄せを強いているんじゃないかと。
その時給で嫌?
ならば辞めて貰っていいんですよ?w
くらいの感覚でしかないと思います。
今の世の中の労働者のうち非正規は4割。
正社員ばかり給与の優遇をして非正規を蔑ろにしていいのか?
忘れもしません、2020年春に同一労働、同一賃金みたいな制度が一応発足して、
一瞬だけ派遣も少し時間給が上がりそうな雰囲気はありました。
が、
あれから5年経った今はすっかり元に戻ってニュースでも全く「同一労働、同一賃金」のワードを聞かなくなりました。
で、
今、私が働いている1年ぶり3回目の職場、
未だに昭和感がバリバリ残る会社でワークライフバランスとは真逆。
残っている人は完全に社畜タイプのほぼ40歳以上で、
30歳前後の社員は2年前、第1回目に私が来た時から今回までに部署の正社員約15人中6人が辞めて去っていきましたw
そこから正社員として中途採用できたの1名。
って事でその穴埋めに派遣社員を使っているのですが、
派遣社員ながらもその辺の企業の社員以上に馬車馬のように働かされているにも関わらず時間給は事務職に毛が生えたくらい。
そんな訳で、
この繁忙期が辛過ぎて今月3人の長期で入った派遣の方々が辞めますw
と言っても皆さん昨年11月と12月、年明けに入った方々なので約半年程度で終了。
結局今の会社(上層部)は
「また新しい派遣を雇えばいい」
くらいの感覚でしかない。
私はたまたま短期の高時給ですが、
昨秋から入られている長期の派遣の方々の時間給だったら割に合わないので絶対に長期では働きたくありませんw
昔の派遣て正社員のサポート的な立ち位置のイメージがありましたが、
今は私がいる会社のように中途社員を採用できない代わりに派遣社員を採用しているパターンが多く派遣社員にかかる負荷が全然違うと思うんです。
けど、
もう何年も世の中の募集時給ほぼ一緒。
日本て本当に大丈夫なのかなと思わずにはいられません。
データはだいぶ古いですけど、相変わらず今も日本は世界の中で派遣事業者数はダントツでトップ
図1 国別派遣事業者数(1996年、2006年)
by独立行政法人労働政策研究・研修機構

現在の日本の派遣事業者数は約43,00社くらいだそう
厚生労働省データ
↓ ↓ ↓
とにかく多すぎる
やっぱり人間使い捨てサービス業(派遣業)は中抜き金額に旨みがあるんでしょうね、、、
派遣が0になる必要はないと思うんです。
ただこれだけの非正規労働者の多さで確実に生活が不安定な国民が凄い数いる訳で。
特に私は就職氷河期+第二次ベビーブーム世代。
この世代が正社員になれずバイトとか派遣社員しか選択肢がなくて(周りも公務員になった友達以外はまともな大学出て就職できてもブラック企業とか金貸し屋や保険屋とかが多かったです)不安定な生活を強いられて結婚できず子供も産めず。
・・・もう遅いですけどね。
ただ、
なんかもう派遣事業者増やすのやめた方がいいんじゃないかなと。
そんなことを
久々に色々考えさせられた今日この頃です。

