9月になったにも関わらず福岡もめちゃめちゃ暑かったです![]()
毎度福岡へ帰る前は
あれとあれとあれは食べたいなとか思っているんですが、
大抵福岡に到着すると気持ちがホッとするのか胸いっぱい!?でお腹が空かなくなってしまいます。
そんな状況に輪をかけて今回は酷暑と体調不良(眼精疲労が長引いています)もプラスされていつもより食欲出て来ずでしたが、
それでも最低限は食べたいなと思って福岡のローカルフードをメインに精一杯堪能してきました![]()
初日、中央区天神のホテルに荷物を置いて歩いていたらかなりの行列を発見![]()
なんだなんだ
と思ったら
ShinShinというラーメン屋さん
東京のスーパーにもこのお店の乾麺売ってますけど知らんw(私が福岡を離れてからできたお店だと思います)
並んでいるのはほぼ韓国の方たち(韓国のグルメサイトとかで名が知れているのかな!?)
そんなブーム!?なラーメン店を横目にずんずん歩みを進めて
辿り着いたは
中央区長浜の
長浜家さん
ラーメン500円(替え玉100円)
紅生姜とゴマをかけて(無料)
うまかです![]()
行ったのは平日14:00過ぎでしたが、地元民が入れ替わり立ち代わりでとても賑わっていました。
余り外国人に知られていないのか、見渡す限り恐らく全員地元民。
子供連れファミリーもいて昔懐かしのラーメン店の空気が流れていてなんだか嬉しくなりました。
ラーメンでお腹いっぱいになって
夜はホテルでテレビを観ながら大好物をアテにチューハイでも飲もうと
購入したのは大大大好物の
鶏のタタキ![]()
もうですね、
福岡に帰った際はこのタタキと
鶏の炭火焼
ついでに
この3点があれば大満足![]()
特に鶏のタタキ、
福岡や恐らく九州県内のスーパーだと当たり前に売っている商品なんですけど(昨年旅行で行った与論島のスーパーにもありました)、
東京では今のところ見かけたことがなく常に禁断症状の状態なので福岡上陸前からウズウズと無性に食べたくなります![]()
今回は暑すぎて避けましたが、季節が良い時は東京へ戻る日の朝にスーパーで鶏のタタキを買って、ジェル状の冷やすやつを入れて東京へ持って帰ったりすることもあります![]()
ちょうど福岡のテレビでやっていましたが、福岡の鶏肉の消費量は全国トップで、福岡市内の焼き鳥屋さんも人口10万人あたりの店舗数全国トップだそうで。
・・・納得。
結局宿泊したうちの2日間はこんな感じのアテをいただきながら福岡の夜をのんびり過ごす形となりました。
福岡で食べたいものは色々ありますが、
福岡を離れて約15年、
おおよそ年1回の福岡帰省の際にどんなことがあっても絶対に立ち寄るお店がありまして、
今回も絶対食べたくて2日連続で昼時に行ってみましたが
お休みでした![]()
おっちゃんももう75歳を過ぎていてこの酷暑ではもうしんどいんんだろうな。
短大に入った19歳の時から福岡を離れる36歳までずっとずっとお世話になっていたいつも変わらない優しい声のおっちゃんが作るとってもとっても美味しいホットドッグ。
以前の写真
↓ ↓ ↓
今回初めておっちゃんに会えず、おっちゃんのホットドックを食べる事ができませんでした。
おっちゃんが住んでいた家と私が住んでいた家はホットドッグ店のある公園の麓でご近所さん(私はご近所さんな事を知っていましたが、おっちゃんに迷惑をかけないようにそういう話を直接したことはありません)、
帰りにそのエリアを歩いてみたら、おっちゃんが長年住んでいたところに新しいアパートが建っていました。
おっちゃん大丈夫かな、、
また居心地の良いところに住めていると良いけど、、
昔は私のような地元のファンの方たちがおっちゃんの作った抜群に美味しいホットドッグを食べに来て、ベンチでくつろいだり、
主のおキャット様やおっちゃんの飼っていたワンコと戯れたり、公園からの博多湾の景色を眺めたりとゆるゆるな癒しの時間が流れていたんですが、
インターネットができて、YouTuberの方がおっちゃん特集を作って(泣いちゃうので観れていませんが、視聴数1000万を超えているようです)が広がったことによっておっちゃんは一気に有名人になってしまいました。
数年前、私が東京の自宅近くの美容院で髪を切っている時に読んでいた女性雑誌におっちゃんが載っていた時にはかなりビックリして思わず美容院を出たあとその雑誌を本屋で購入してしまいました。
しかも
それから何年か経ってたまたまグルメ番組を観ていたら、
佐藤栞里さんが、とても美味しかったこれまで食べ歩いた全国グルメBEST3におっちゃんのホットドッグを入れられていてまたまたビックリでした。
おっちゃんはどうやらNHKにも取材されたらしく、、
もうここ数年は福岡に帰省してお店に寄っても行列ができていておっちゃんのホットドッグを頂くまでに2時間待ち![]()
有名になって忙しくなったことはおっちゃんにとって幸せなことなのかな(幸せを感じてくれているならばそれが一番だと思いますが)、、、
もともと儲け主義の方でもないし、、
(佐賀の)唐津バーガーが流行った時もおっちゃんのホットドッグ一本槍できた私としては、ようやくおっちゃんのホットドッグを世の中に知って貰えたことは嬉しい反面、
今は全国から若い方たちがYouTubeを観て並ばれることによって、私のような昔からのお客さんが気軽におっちゃんのホットドッグを食べられなくなってしまった寂しさもあったりします。
おっちゃんは数年前におっちゃんのホットドッグを学びたい方に作り方を伝授されていて、
中央区の六本松でおっちゃんのホットドッグを受けついで販売されているようなんですが、
じゃあそれを食べたいかと言われると
同じ味だとしても、、、
うーん![]()
私はあの公園の丘の上のあの景色でいつもと変わらない優しいあの声のおっちゃんが「できましたよー
」と言ってくれて、
外側がカリッと焼かれたパンに絶妙な炒め具合のキャベツとミンチが挟んである大好きな「エッグウィンナー」が食べたいんですよね。
昨年の写真
↓ ↓ ↓
昨年食べた時は値段も短大の頃から変わらず400円のままでした(たぶん値段は変えたくなくてウインナーが半分になっていました)。
今回は本当に残念でしたが、
諦めずまた次回も行ってみようと思います![]()
おっちゃんのホットドッグ屋さんに通い始めた頃は私もまだ10代、ネットで情報が広まるまではおっちゃんの年齢さえ知らずに(敢えて知らなくても良かった感じです)きましたが、おっちゃんはその頃で40代半ば。
そりゃあそれから30年も経てばお互い歳を取りますよね。
いつも帰ってくれば普通におっちゃんのホットドッグを食べられると思っていたけれど、
もし次回福岡に帰省して食べる事ができたら
最後になるかも
って気持ちで食べる事になるんだろうなと思いました。
そう思いたくないけれど
仕方ないですね。
ホットドックのために胃袋を空けていたので、何か食べたいなと
おっちゃんのお店がある公園を降りて
密かな(!?)福岡市民のソウルフードを久々に頂いて一旦ホテルへ戻りました。
むっちゃんまんじゅう
ハムエッグ(←昔から一番人気)240円
30年前は1個100円でした。
そこから120円とかになって、今は倍以上![]()
有明海のムツゴロウの形なのでむっちゃんまんじゅうです
その夕方はこれまた福岡民に昔から愛されている
てんぷらひらお
天ぷら定食990円
(揚げたての天ぷらが5~6種出てきます)
ひらおも当時は定食680円とかだったのでだいぶ値上がりしました![]()
このかぼちゃが入った器に昔はイカの塩辛(ゆず味で抜群に美味しい)がてんこ盛りに入っていて食べ放題でしたが、
今は小皿にちょこっと1回のみ無料となっていました。
そして、
最終日の朝はホテルから歩いて10分くらいのところにある鮮魚市場 市場会館1Fの飲食店街へ。
20代半ばの頃(営業職時代)、先輩とよく昼前に早飯していた有名店おきよさんは営業時間(昔は漁師さんのために夜中から昼頃まで営業していました)が変わってしまったようで入れず。
毎度頂いていたおきよの「あらだき定食」も1000円に
(当時は600円でした)
並びのお店(まさ味さん)がやっていたのでIN
ごまさば定食990円
福岡にいた頃はサバを生で食べるのが当たり前と思っていましたが、実は傷むのが早くて新鮮じゃないと生では食べられない魚なんですよね。
ちょうど座敷と私の座っていたカウンターに中国の団体の方たちがおられて
わっ![]()
![]()
(←ほんと失礼な話ですが)
って思いましたが。
皆さん予めツアーコンダクターさんに注意を受けていたのか分かりませんが、他の日本のお客さんと変わらないくらいに静かに注文した料理を待たれていてホッ。
私が座っていたカウンターの左隣は中国の女性の方でしたが、良くお見掛けする中国の方よりもずっと控えめな感じのすらりと優しい雰囲気の方(推定年齢40歳)で、
私が注文した定食が先に来た時に、
それはこのメニューの中の何ですか?
的なジェスチャーをされたので、
私:「This is(これは)・・・」
と言いかけたら
中国の女性:「????」
あ、英語はダメかと
お品書きを指さして
これですよ![]()
みたいな仕草をしたら、
中国の女性:「ああ、これですか
」
とニッコリされて「ごまさば定食」の文字の写真を撮っていたので、
こちらが再びジェスチャーで
私:「料理の写真も良かったらどうぞ」
みたいに伝えたら
中国の女性:「え?ありがとうございます
」
みたいに写真を撮られておりました。
そしてごまさば定食を食べていたら、
途中で左隣の中国の女性が私にスマホの翻訳画面を見せてくれて
そこには
日本語で「あなたはとても優雅です」
と書かれていて
中国の女性はそれを読んだ私を見てニッコリしてくださいました。
「優雅?(←これまで言われたことのないワード
)」
こちらはただのTシャツにサンダル履きの熟女。
何をもってそう思ってくださったのかは分かりませんが
余りそういう褒められ方をすることがないので、ちょっとモジモジしつつ「謝謝」と返しました。
恐らくですが、
中国国内だとかなりガチャガチャ食べられるからかな?と![]()
それを前提とするならば大抵の日本人はきっと彼女には優雅に映るのかも知れません。
そして
私が食べ終わる頃に左隣の中国の彼女が注文された刺身定食が来て、
どうやら食べ方が分からなかったようで、
醤油皿にお醤油を入れてあげて、こうやってワサビをお刺身に乗せてお醤油につけて食べるんですよ
と
やはりジェスチャーで伝授。
中国の女性:「(ああ、(こうやって食べるんですね)謝謝
」
と
美味しそうに品良く(クチャクチャもなく)お刺身定食を食べられていました。
そろそろこちらが食べ終わって帰ろうかなと思っていた時に、
再び中国の女性がスマートホンを出してきて
翻訳メッセージに
「中国にも美味しい食べ物が沢山あるからぜひきてください」
と書いてありました。
私も翻訳サイトで
「機会があったらぜひ中国に行きたいです」
と、
もうひとつ
「(福岡の)旅を楽しんでくださいね」
と返させて頂き
笑顔でバイバイをして
定食屋さんでの小さな国際交流は終了となりました。
今回は特に福岡の街を歩いていても、ホテルに宿泊していても本当に沢山の韓国人と中国人の方たちがいらっしゃいました。
ちょっと面倒くさいなと敬遠しがちなところもあったんですが、
定食屋さんの女性のように接触してみると良い方もおられてひとくくりにしてはいけないなとちょっと反省も。
取り敢えず
やっぱり福岡の食べ物は美味しくて満足の帰省となりました![]()
て、いうか
ちょっと別の視点からいくと
この物価高の波は福岡の方々の賃金からしても結構痛手だろうなと。
福岡で事務職の派遣で働いている場合、平均時間給1300円前後(多くが1200円台!?)、年収でいくと250万前後くらいが一般的だと思うのですが、
家賃以外(同じワンルームだとすると福岡と東京では3.5万前後の差はあると思います)
例えば服(ユニクロとか)や生活雑貨だって全国共通価格ですし、
食料品だってそこまで東京と大差ないですし(むしろ東京の方が大量に仕入れる事ができるから福岡よりも安く買える商品も結構あります)
それを踏まえると、平均時間給1700~1800円はあろう東京都内(平均年収340万前後)の方が幾分暮らしが楽かも知れません。
友達が以前
福岡は貧富の差が激しくなってきてるみたいな事言ってたんですが
なんか今回街を歩いてみてそれを結構肌で感じました。
天神ビッグバンでどんどん変化を遂げていて人口もかなり増えている福岡市。
昔の良さも残しつつ
良い形で発展して
ずっと素敵な街でいて欲しいなと思います![]()
新しい発見や
出会いのあった福岡3泊4日、
いや~
旅っていいもんですね~
(←あのフレーズのパクリ)



































