こんにちは^^

 

今日もお読み頂きありがとうございます。

 

 

ようやく梅雨に入りましたね。

 

 

先日、ものすごい雨の日に雨

趣味でやっている刺繍の先生と一緒に、

仲間のご自宅に遊びに行きました。

 

 

ランチには、仲間の息子さんが経営している

お店で、美味しいとんかつを頂き、

 

楽しい時間を過ごしましたニコニコ

 

 

 

刺繡の先生は、母の年齢に近いぐらい

の方ですが、なぜか気が合って大好きですキラキラ

 

 

普段も頻繁に先生のご自宅に遊びに行っては

おしゃべりをしています。

 

 

 

黄色い花

子供が不登校になり、心身の状態が悪い頃、

 

 

私は心配のあまり、見た目は普通なのですが、

体が小刻みに震えていたようで、

 

 

刺繡の針を布の穴に通そうとすると、手が

震えて、刺せなくなってしまいました。

 

   上矢印

 

人の体は振動しているというけれど、

後から本当だと、実感しました(笑)

 

 

もう刺繡をやめようかと思ったのですが、

好きだったので、悩んだ末に

 

 

 

子供が不登校になって、精神状態が悪く、

心配していること。

 

 

刺繍を続けたいけれど、手が震えて刺せない

ことを、正直に話しました。

 

 

 

 

すると先生は、教室はいったんやめて、

時折自宅で一緒に、お茶でも飲みましょう

と言ってくださいました。

 

 

それから4年経って、針を持てるようになり

復帰してからも、

 

先生のご自宅に遊びに行っています。

 

 

黄色い花

あの時、大好きな刺繍を諦めたくなくて、

正直に話したことを、よかったと思って

います。

 

 

悲しく苦しい日々の中で、

人の優しさが身に染みる経験でした。

 

 

感謝と共に、今度は私が頂いた優しさを、

返していける人になりたいと思っていますクローバー

 

 

 

チューリップピンクチューリップピンク

 

義父との同居生活も12年目に入る頃から、

これまでよりも一層、物盗られ妄想が酷く

なっていきました。

 

 

この頃は、子供は不登校から引きこもっていて

それだけでも、しんどいのにショボーン

 

 

義父のことも加わって、私の心身は弱って

しまい、寝込むことが増えていきました。

 

 

 

そこで、電車で数駅離れた所に住む夫の

弟夫婦に、

 

私の体調が戻るまでの数日だけ、義父を看て

もらえるように、頼んでもらえないかと

夫にお願いをしました。

 

 

 

そして、ケアマネさんに相談して週に2回の

ヘルパーさんを入れてもらうようにしました。

 

 

 

このケアマネさんは、ママ友の紹介なのですが

 

いろいろと相談しても、個人的な判断で、

動いてくれないことが多く、

 

状況を打開できない大きな壁になっていました

 

 

 

 

チューリップピンクチューリップピンク

 

このままでは、自分が潰れてしまうと思い、

夫の弟夫婦に助けを求めたのですが、

 

何度お願いをしても、返ってくるのは、沈黙

でした。

 

 

 

私:

「これは、何もしてくれないってこと?」と、

夫に言うと

 

 

夫:

「そうだろうね…」

 

というだけでした。

 

 

普段は仲良くしていて、お正月も家に来て

遊びに行ったりもするのに、

 

 

いざ大変な事態になると、返事すらしてくれない

義弟夫婦と、

 

 

仕事以外の全てを私に任せて、自分の親だと

いうのに、不仲を理由に何も助けてくれない

夫にも、無性に腹が立ちました。

 

 

 

チューリップピンクチューリップピンク

 

しかし、どんなに腹が立っても、心身の疲弊が

酷くても、

 

週に2回のヘルパーさん以外の手助けがない

以上、自分で義父の身の回りのお世話をする

しかありません。

 

 

 

でも、本当にギリギリの精神状態で、

義父を看ているというのに、

 

 

 

義父の部屋の掃除をすると、薬袋の裏や、

使い古しの紙に、赤い太字のマジックで、

 

 

 

 

『ガードハロー(歯磨き粉です)が2本

なくなったハッ

 

 

『バンドエイドが5枚ないハッ

 

 

『昨日の夜にはあったのに、寝ている間に

誰かが持って行ったハッ

 

『誰だ、誰が盗ったんだムキー

 

という紙が、いたる所に散乱しているのです。

 

 

拭き掃除をしていると、嫌でも目に入ります。

 

 

 

こうして、毎日のように疑いを向けられる生活

を送ると、

 

 

人の心って、じりじりと崖っぷちに

追いつめられるような心境になるものなのです

 

 

私の心の中に、これまでに味わったことのない

どす黒い想いが徐々に生まれていたのですがもやもや

 

 

ある日、このどす黒い想いの存在に気づく

出来事が起きました。

 

 

チューリップピンクチューリップピンク

 

その日は義父と一緒に、買い物に行きました。

 

 

最後に義父のリクエストで、食パンの専門店

に寄り、一斤購入して自宅に帰りました。

 

 

義父の荷物を部屋に置いて、

私は、階上の居間に戻りホッとした途端、

 

 

 

 

『おえ~おえ~』と

ものすごい声が聞こえてきました。

 

 

『なんだろう?』と思った次の瞬間、

 

『パンを詰まらせたんだ』と気づいた私は、

急いで階段を降りて義父の部屋に走りました。

 

 

ところが、あと数歩で部屋に入る手前で、

私の足がピタリと止まりました。

 

 

 

 

 

 

 

私の中のどす黒い者が

 

『助ける必要ある?』とささやきました。

 

 

『そうだよ、意地悪ばっかりするのに、

〇んだっていいじゃないか』

 

 

突然湧き上がった、自分の心の声に驚き

戸惑い、心臓がバクバクしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『でも、これでおじいちゃんが〇んだら、

私は一生後悔するアセアセ

 

どす黒い本音をねじ伏せて、

私が義父の部屋に入っていくと、

 

義父が自力でパンを吐き出し、荒々しい呼吸で

むせ込んでいる所でした。

 

 

 

 

義父の背中をさすりながら、吐き出したパンを

見ると、水分を含んで、ものすごく大きな塊

になっていました。

 

 

お腹が空いた勢いで、一気に詰め込んで

しまったのだと思いました。

 

 

呼吸が楽になった義父は椅子に座り、

そのまま呆然としていました。

 

 

私の頭の中は真っ白で、義父の様子を

見ながら、そばに立ち尽くしていましたチーン

 

 


黄色い花

しばらくして、義父が落ち着いたのを見届けて

部屋を出た途端、涙がどっと溢れ、

廊下で声を上げて泣き崩れてしまいましたえーん

 

 

 

『自分の中に、こんなに恐ろしい感情があった

なんて…』

 

『このままだと、何かが起きてしまう…』

 

『何とかしないと…』

 

 

泣いて、泣いて…

 

 

自分の限界をこれでもか…という程に、

思い知らされた出来事でした。

 

 

 

 

チューリップピンクチューリップピンク

 

数日後の、ヘルパーさんが来てくれた日の

帰り際に玄関の外で、

 

ヘルパーさんが声をかけてくれました。

 

 

 

私は、義弟夫婦の助けは得られないことや、

 

 

ケアマネさんに、義父の認知症の進行が

尋常ではないから、検査が受けられるように

協力をお願いしたけれど、

 

 

ケアマネさんの判断で、医師に『必要ない』

と報告を上げられてしまったことなど、

 

これまでの経緯を話しました。

 

 

 

 

すると、ヘルパーさんが

 

義父を担当しているケアマネさんに、

他の利用者からの不満が、多数寄せられている

ことを教えてくれました。

 

 

そして私に、アドバイスをしてくれました。

 

 

 

ヘルパーさん:

 

『ママ友の紹介だからと言って、

おかしいと思うことに、何も言わないのは

よくないですよ真顔

 

 

『私は、おじいちゃんを見て、お嫁さんひとり

では、看切れないと思っていました』

 

 

 

『ケアマネさんを替えていいんですよ』

 

 

 

『何なら、私がおじいちゃんの状態について

証言して、病院を受診できるように協力します

から、頑張ってくださいダッシュ

 

 

 

『よその皆さん、もっと割り切ってますよ』

 

 

『お嫁さんは、お人よし過ぎるんですよ~真顔

 

 

 

私:滝汗滝汗

 

 

『そうですよね。私、自分のために頑張って

みますメラメラ

 

 

 

チューリップピンクチューリップピンク

 

ヘルパーさんのお陰で、私はようやく自分の

ために、立ち上がろうという気持ちになった

矢先、

 

 

もっと強烈な事件が起こり、

そこから、急展開を迎えていくことになります

 

 

 

 

 

次回に続きます。

 

全ての出会いに感謝を込めて…コトンクローバー