鉄塔事故 地上44mで折れ作業員4人転落2人死亡 福井 | 鉄子だっていいじゃない

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 15日午前11時半ごろ、福井県美浜町菅浜の山中で、送電線鉄塔の電線付け替え作業中、鉄塔(高さ53.5メートル)が地上から約44メートルの部分で折れ、鉄塔の上で絶縁器具の取り外し作業をしていた男性作業員4人が転落。2人が死亡、2人が重傷を負った。県警敦賀署は、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて調べている。

 同署によると、死亡したのは、岡山市乙多見、岩井工業所社員、澤井孝幸さん(44)と、富山市上大久保、エフテック社員、中島春生さん(48)。岡山県瀬戸内市邑久町北島、岩井工業所社員、菊楽信一さん(34)が右足骨折、富山県立山町利田、エフテック社員、高原渉さん(19)が顔の骨を折るなどしそれぞれ6カ月と2カ月の重傷。

 送電線は関西電力美浜原発から同町新庄の嶺南変電所に27万5000ボルトの電気を送っている。関電によると、事故のあった鉄塔は1969年4月に建設。05年の大雪で鉄材の一部が曲がったため、今年5月に建て替え工事に着手。近くに仮鉄塔を建て、8月10日から電線の移設作業を始めた。15日は午前8時から2社の社員ら計30人で仕事をしていた。

 鉄塔は4本の鉄材が左右に張り出した構造で、このうち上から2番目と3番目の間で鉄塔が折れ、西側に倒れるように落ちた。4人は当時、倒れた方と反対側の上から2番目の鉄材の上に乗っていたという。鉄塔の下で作業をしていたエフテック社員(58)は「ドーンという爆弾が落ちたような音がして青白い火花が散った。4人は鉄材に命綱を付けていた。鉄塔が当たると思って逃げるのに精いっぱいだった。命綱ごと鉄塔が地面に落ちていた」と話していた。

 現場はJR北陸線敦賀駅から西に約6キロの尾根沿い。

 事故で、送電線が断線し、美浜原発1号機と2号機の出力が5.8~4%上下したが、すぐに電線を切り替え復旧した。
【毎日新聞】
 大変痛ましい事故が起こってしまいました。(>_<)
 古い送電鉄塔ということで、錆びていたのが折れた原因はないかとか言われています。

 送電鉄塔を見つめる私としても、
 まさかこんなことが起こるなんて・・・というのがニュースを見聞きした第一印象です。

 亡くなられた方のご冥福と、重症の方の早い回復をお祈りいたします。