episode 1:いざ、装着! | 広い空の下

広い空の下

月経困難症の治療のために使用している「ミレーナ」の使用体験記録です

ミレーナ装着を決めてから3日後、いよいよ装着。

それまでの間、病院でもらったパンフレットを熟読し

ネットでいろんな人の感想なんかを調べまくった。

ネガティブな感想が目立って不安を感じはしたものの

感想を書くなんてことも思いつかないほど快適に過ごしている人も

実は数多くいるのかもしれないとも思った。

 

とにもかくにも私に残された選択肢は限られている。

ミレーナだって試してみないと合うかどうかわからないけど

期待は大いにかけてみることにした。

 

診察室に呼ばれて、注意事項を聞かされた。

私は出産の経験がないので、子宮口を広げるときに痛みを伴う恐れがあるという。

確かにパンフレットの記載でも出産未経験の人には勧められていなかった。

どれほど痛いのか?と緊張で少し固くなってしまった。

とにかくリラックスして身体の力を抜こうと言い聞かせて内診台へ移った。

 

エコーで子宮の様子を診て、問題がなかったのでいよいよ装着が始まった。

先生の説明によると2回子宮口を広げるとのこと。

1回目に何かをして、2回目にミレーナを入れると説明してくれたが

緊張をほぐそうと必死だったので、その1回目に何をするのか聞き取れなかった。

 

「じゃあいきますよー。」と先生が言って間もなく子宮口を広げているらしい感覚がした。

痛みは余裕で我慢できる程度だったけど、何だかお腹の奥が気持ち悪い。

グッと目を閉じて数秒間その気持ち悪さをこらえた。

ふっと楽になって、1回目が終わった。

ミレーナを入れる準備ができたようだ。

ふーっと息継ぎをしてすぐに

先生の「ミレーナ入れるよー。」の合図とともにまたあの気持ち悪さが来る。

また目を閉じて数秒間耐えた。

やっぱりお腹の奥が変な感じ。気持ち悪い。

またふっと楽になったので、大きく息を吐いた。

もう一度エコーでうまく入ったか確認して終了。

先生を待つ時間を含めても、内診台に10分も座っていなかったんじゃないだろうか?

本当にあっけないほど短時間で装着できた。

 

また診察室に呼ばれた。

出産経験がないから入らないかもと心配していた先生も無事に装着できてほっとしたようだ。

出産経験がないからこそ、脱落の心配はほぼないそうだ。

 

最後に先生が今後気を付けてほしいことがあると言うので

どれのことだろう?とパンフレットのQ&Aを思い返してみた。

一つは、「定期的に診察に来るように」

これは前回装着を決めたときから言われていたから

他の病院も使いながら継続的に医師のチェックを受けようと思っている。

もう一つは、「性交渉のときに気を付けて」

ミレーナを取り出すときに使う糸が子宮口から少し出ているから

パートナーが「何だコレ??」と引っ張ってしまわないように注意してだって。

先生が急にモゴモゴと恥ずかしそうにし始めるから何かと思ったw

さらに、敏感な男性は挿入したときにその糸がチクチクするように感じるらしいから

事前に言っておいた方がいいかも…とも。

はい、十分に気を付けますww

 

何とも言えない気持ち悪さにどっと疲れてしまって

お腹をさすりながらロビーに戻った。

保険が適用されて、3割負担で約10,000円。

ネットで見た相場よりもかなり安かったので驚いた。

 

装着直後は出血することもあるらしい。

チェックしてみると血の混じったおりもののようなものが出ていた。

でも鮮血って感じではなかったから、ひょっとしたら生理の残骸?なのだろうか?

装着からもうすぐ4時間。お腹の奥はまだ気持ち悪いけど寝たら治っていると思いたい。