白岡八幡神社の例大祭 「仕舞源氏供養」(2023年3月) | 話のコレクション

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私は時々、白岡八幡神社を参拝してきた。

白岡八幡神社は、埼玉県白岡市にある。

 

 

白岡八幡神社では、毎年3月の第2日曜日に、例大祭を斎行してきた。

例大祭は、元は、「馬寄せ」と言った。

 

平安時代、源義家(源頼朝、義経の五代前の先祖)が、奥州征伐の途中、白岡八幡神社に寄り、木に馬をつないだ。

 

その故事から生まれた祭りが、「馬寄せ」であった。

昭和の頃は、馬を連れてきて、木につないでいたそう。

これで、現地の人々は、五穀豊穣を祈ったのだ。

 

鎌倉時代初期、源頼朝に命じられた佐々木高綱が、白岡八幡神社を造営した。

佐々木高綱は、頼朝や義経の従弟であり、この神社は源氏と縁が深い。

 

さて、この記事で紹介する動画は、2023年3月12日に行われた白岡八幡神社の例大祭を撮ったもの。

舞殿で、巫女さんが見事な仕舞を見せる。

 

2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、静御前を演じる石橋静河さんが舞を披露したが、これは大したものじゃなかった。

(まー、石橋さんは女優だから舞が下手でも、仕方ない。舞の稽古を、少ししかしなかったのだろうし)

 

一方、白岡八幡神社の巫女さんの仕舞には、本格的なものが感じられる。

平安時代の静御前の舞は、どんなものだったか不明だけど、(この巫女さんの仕舞みたいなものだったのでは?)と思わせる。

 

■仕舞とは?

能装束を着ずに、紋付き袴姿などで、能のハイライトシーンを地謡のみで舞う事。

 

白岡八幡神社

住所 埼玉県白岡市白岡889-1

●アクセス JR宇都宮線白岡駅西口より、徒歩12分