今年の5月3日。
岩手県西磐井郡平泉町で、「源義経公東下り行列」が開催され、沿道には多くの観衆を集めた。
このイベントは、
平安時代の終わり、兄の源頼朝に追われ、平泉へ落ち延びて来た義経を、藤原秀衡が温かく迎え入れるまでの場面を再現している。
このイベントは歴史があり、昭和30年(1955年)から行われているという。
今年、源義経に扮したのは、15歳の寺田心。このイベントの義経役では、史上最年少だった。
私は過去、このイベントで、どんな人が義経役をやったのか調べてみた。
すると、
志垣太郎、国広富之、川野太郎、村上弘明、稲垣吾郎、滝沢秀明、吉沢亮、横浜流星
といった人気男優さん達が、義経を演じていた事がわかった。
このうち、志垣、国広、川野、滝沢の4名は、NHKの大河ドラマ、または時代劇でも義経を演じていた。
そのつながりで、キャスティングされたのだろう。
上記の面々を見ると、(イケメンの俳優さんしか、義経を演じないのか)と思える。
ところが、1976年は新沼謙治、1985年は三波豊和、1996年は池谷幸雄
が義経に扮した。
新沼謙治は岩手県出身で、1976年といえば、彼の人気が急激に上がった頃だ。
それで、キャスティングされたのだろう。
三波、池谷は、義経のイメージとは、相容れない。
だから珍配役である。話題性重視で、義経役にしたのでは?
●画像は、源義経の肖像画