出来ちゃった結婚(ショットガンウェディング) | 話のコレクション

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 今の日本では、「出来ちゃった結婚」は、そう珍しいものではない。
 これは、アメリカでも、同様である。いや、日本よりもはるかに数が多い、とも聞く。
 
 この出来ちゃった結婚は、アメリカでは、
 「ショットガンウェディング」
 「ショットガンマリッジ」
と言う。
 
 これらの言葉が出来たのは、こんなエピソードがある為だ。
 
 昔、アメリカのある州で、ある女性が未婚なのに、赤ちゃんが出来てしまった。
 当時は、結婚してから妊娠が常識であり、そんな事は、とんでもない事だった。
 
 女性が、「自分に赤ちゃんができたの」と父親に告げた。
 すると父親は、当然激怒した。
 
 ショットガンを持って家から飛び出すと、相手の男のもとへ向かったのである。
 
 そして、父親は、男にショットガンを向けて、
 「責任とって結婚しろ!」
と、迫った。
 
 男は、父親のこの気迫と、銃にたじたじとなり、
 「結婚します」
と、約束した。
 
 この話から、「ショットガンウェディング」という言葉が生まれ、しだいしだいにアメリカに広まっていった、という事である。
 
 ※この記事の画像は、話のイメージが合うので貼ったもの。実際の結婚式を撮影したもの、ではない。