イタリア北部ボローニャの街のシンボルは、2つの塔だ。
2つの塔は、アシネッリに、ガリセンダ。
アシネッリは、97.30mの高さがある。
ガリセンダは、47mの高さがある。
両塔とも、1169年に建てられた。
そして、2つの塔はまずい事に、斜めに傾いている。
それゆえ、「ボローニャの斜塔」とも呼ばれて来た。
傾きが大きいのは、低いガリセンダの方。
ガリセンダは、あのピサの斜塔より、傾きが0.1℃大きい。
両塔とも、「突然、倒壊する危険性がある」というから穏やかでない。
大惨事が起こらぬ事を、祈るばかりだ。
ちなみに、ボローニャは、かって「塔の街」と呼ばれた。
塔が200もあったので、そう呼ばれたのだ。
街の中心部には、5つも高い塔があったらしい。
そのうちの3塔がなくなり、現在も残るのは、アシネッリとガリセンダのみである。