大日向の火とぼし
は、群馬県甘楽郡南牧村に、400年以上伝承されてきた火祭り。
戦国時代の永禄4年(1561年)、武田信玄の軍勢が上野国(現在の群馬県)へ侵攻した。
この時、南牧村大日向の領民は、小幡氏の支配化にあった。
そして、小幡氏の圧政に苦しんでいた。
その為、南牧村大日向の領民は、武田軍に味方し、小幡軍を敗走させた。
この時の喜びを、火祭りにした。
これが、火とぼしの起源だという。
※上の画像は、武田信玄の肖像画。
それから時代は、大きく下った。
現在、大日向の火とぼしは、先祖供養の為、毎年8月14日、15日に開催されている。
火とぼしは、縄にくくりつけた藁束に火をつけ、振り回す。
すると、闇に炎で作られた円が浮かび上がり、幻想的な光景を作り出す。
この火祭りは、日本屈指の奇祭でもある。
火とぼしが開催される大日向橋
所在地 群馬県甘楽郡南牧村大日向274
●アクセス 上信電鉄下仁田駅より、南牧バスに20分乗り門礼下車。この後徒歩。
●アクセス 上信越道下仁田ICより、車で約25分