イタリアの名ピアニスト、マウリツィオ・ポリーニ氏が、今月23日、ミラノ市の自宅で亡くなった。82歳。
ポリーニ氏は、こんな伝説的な逸話を持つ。
1960年に、ショパン国際ピアノコンクールで、優勝した。
この際、審査員長に、
「審査員の誰よりも上手い」
と賞賛された。
この時、ポリーニ氏は、弱冠18歳。
この年で、審査員に選ばれるような名ピアニスト達を、既に凌駕していたのだ。
彼は親日家で、漆器を愛し、黒澤明の映画のファンだったという。
日本で公演を、20回近く行った。
動画で、1960年に開催されたショパン国際ピアノコンクールを見ると、
ポリーニ氏の指の動きが凄い!
他のピアニストには真似できない速さ、力強さ。
これぞ、名人芸、妙技って感じである。
ポリーニ氏のご冥福をお祈りいたします。