拉致された頃の横田めぐみさん
横田滋さんが亡くなったのは、2020年6月5日の事であった。
享年87。
滋さんは、北朝鮮の拉致被害者めぐみさんの父親だ。
娘を取り戻す活動を長年し続けた滋さんだが、再会することなく、力尽きた。
さぞや、ご無念だったろう。
めぐみさんは1977年、13歳の時、北朝鮮の工作員により拉致された。
ところで、皆さんは、
(工作員が新潟市で偶然めぐみさんを見かけ、拉致したのだろう)
と思っているのでは?
だが、「計画的な犯行だった」と見るジャーナリストもいるのだ。
そのジャーナリストによると、
「北朝鮮は、何がなんでも、横田めぐみさんを欲しかった」
という。
すぐ上の画像を、まじまじと見ていただきたい。
左は李方子と言い、皇族出身で、李氏朝鮮最後の皇太子に嫁がれた女性である。
右は、拉致被害者横田めぐみさんの母親、早紀江さん。
2人の画像を並べてみると、容貌が似ている事に気がつく。
あるジャーナリストが言うには、
「横田早紀江さんは、李方子と、朝鮮最後の皇太子との間にできた子だ。だから、その娘のめぐみさんを拉致したのだ」
これが本当ならば、めぐみさんは、朝鮮の皇帝の血を引くことになる。
めぐみさんは、朝鮮最後の皇太子の孫という事になる。
この血を求めて、
「北朝鮮が拉致したのではないか?」
と、彼は主張するのだ。
「金正恩は、本当は金正日と、めぐみさんとの間の子だ」
とまで言うジャーナリストもいる。
だから、
「めぐみさんを、日本へ返せないのだ」
という。
映画の陰謀サスペンスものみたいな話で、にわかには信じがたい。
だが、ウィキペディアを読むと、滋さんの親、生い立ちははっきり書かれているのに、早紀江さんの親、生い立ちは書かれていない。
早紀江さんは親を隠していないが、わからないから書けないのか?
それとも早紀江さんの親が、何らかの事情があり、伏せられているから書けないのか?
後者ならジャーナリストの言うことは、創作、げすの勘ぐりとは決めつけられない。