死後結婚
という風習みたいな、追善供養のような行いが、
台湾
に今も残っている。
未婚のまま亡くなった女性の家族が、お金の入った赤い封筒を、道端にわざと置く。
たまたま通りかかった男性が拾うと、亡くなった女性と、結婚式を挙げないとならない。
これは、亡くなった女性の供養のためだ。
ただし男性はその後、生きた女性と結婚しても、いっこうにかまわない。
一方、亡くなった女性は、
「死後結婚した男性を、ずっと守り続ける」
と言い伝えられてきた。
こんなロマンティックで、ちょっと恐ろしげな死後結婚の風習は、中国や日本の山形県村山地方にも残っている。
山形県の場合、「ムカサリ絵馬」と言い、絵馬が重要なアイテムになっている。