餅を詰まらせ亡くなった叔父 | 話のコレクション

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食べ歩き、旅行、散歩を中心に記事にします。が、それらに行けぬ時は、古今東西の興味深い話を記事にします。

 

 

もうまもなく、新年だ。

正月になったら、是非とも皆さんに注意して欲しいものがある。

 

それは、お餅。

 

2014年2月1日、叔父が餅をのどに詰まらせ、亡くなった。

この叔父は、母親の末の妹のだんなである。

享年は、はっきりしない。65歳かその前後だった。

 

「亡くなった」

という知らせがうちに来たのは、翌日のことだった。

知らせてくれたのは、叔父の奥さん、つまり叔母。

 

叔母が外出して、家に戻ってきた。

そして、寝室に行ったら、叔父が仰向けに倒れていた。

そして、もがいたような跡があったという。

 

救急車を呼び、病院へ搬送したが、発見した時は既に手遅れの状態だったようだ。

 

この叔父は、中学を卒業後、山形県の片田舎から埼玉へ出て来た。

そして、日産ディーゼルに就職。長年ここに勤務した。

 

だが、五十歳あたりで、例のカルロス・ゴーンによるリストラを受けた。

その後、ある製作所に転職したが、休み時間中に軽い脳梗塞を起こし入院。

一週間で退院できたものの、製作所もクビになった。

 

すると、

(自分は家族の役に立っていない)

と、うじうじ悩むようになったようだ。

 

これが元で、今度はうつ病になり、自分の部屋にずっと引きこもるようになった。

 

十数年たち娘が結婚すると、ようやく気分が吹っ切れたらしい。

家の外へ散歩に出られるようになった。

 

だが、半年したらあんな風に、餅をのどに詰まらせ亡くなってしまったのだ。

 

毎年、正月になると、テレビニュースで餅をのどに詰まらせ、亡くなる人の話を聞いていた。

でも、まさかそんな人が、身内から出るとは思わなかったから、とても驚いた。

 

餅を詰まらせ亡くなる

 

というと、七十代、八十代のイメージがある。

だが、叔父は65歳かその前後だった。

 

訪問者の中にも、「正月には餅を食べる」という人が多くいるはずだ。

しかし、若い人だって詰まらせる可能性がある。

食べる時は、気を抜いてはならない。

 

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