奈良県大和郡山市に、郡山城跡がある。
ここは、天正8年(1580年)織田信長に仕えた大名・筒井順慶が築き、その後、豊臣秀吉の弟・秀長の居城となった。
江戸時代は享保9年(1724年)より、柳生氏の城となり、これが明治維新まで続いた。
現在では、石垣、堀に、現代に復元された門、櫓が残るだけになってしまった。
大和国の郡山が一番栄えたのは、豊臣秀長が城主だった頃だ。
秀長は、天下人秀吉の弟だけに、百万石も領していた。
その中心地だけに、繁栄したのだ。
さて、この記事で紹介するCGは、奈良産業大学が一昔前に制作したもの。
このCGでは豊臣秀長時代の郡山城と、その城下町が再現されている。
5層6階の天守閣が威風堂々そびえ立ち、城内も城下町も広々としている。
天守閣へ至るのには、いくつもの門を抜けないとならない。
郡山城へ行った事がある人ならば、今とまったく違う風景に驚くはずである。
この郡山城は、2026年に、多くの観光者を集めるはず。
というのも、2026年のNHK大河ドラマは「豊臣兄弟!」であり、その主人公が豊臣秀長だからだ。
(豊臣秀長を演じるのは、仲野大賀)
秀長の居城であったここは、テレビで頻繁に紹介されるだろうし、それにつられて来る人が激増するはず。
下の画像は、現在の郡山城天守台展望台。