![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190619/09/mirakuru460/8f/11/j/o0550027514472338371.jpg?caw=800)
オーストラリアのメルボルン郊外で、2015年春、世にも珍しい白い色のスズメが見つかり、世界的に話題になった。
このスズメは、アルビノつまり色素の異常で、色が白くなったという。
スズメなんて、世界中に多くいる。
だから、白スズメ(White Sparrow)も、結構目撃例があるのかと思えば、それは違う。
これまで、2008年にイギリスで見つかった個体など、白スズメの目撃例は、ごくわずかである。
野鳥研究の専門家ボブ・ウィンタースによれば、2015年春メルボルン郊外で見つかった白いスズメは、生後6~7か月だったという。
しかし、彼は、
「この白スズメは、幸せにはなれないはず」
と、当時断言した。
その理由は、こうだ。
●白い個体は、鷹などの猛禽類に見つかりやすい。すぐ食べられてしまうのではなかろうか。
●羽の力も弱い為、飛ぶことも難しい。
●白い個体では、交配したい異性の鳥も出ないだろう。子孫を残すことも無理じゃなかろうか。
人は、鳥でも、ヘビでも、動物でも、アルビノの白い個体を見ると、喜び珍重する。
しかし、アルビノの個体は、自然界で生き抜く力が弱い。
アルビノで生まれてくると、もうそれだけで自然界を生き抜くのに、大きなハンデとなってしまう。
可愛そうだが、これが現実なのである。
画像に写る白いスズメが、その後、どうしたのかわかっていない・・・。