野鳥観察、バードウォッチングとは、野鳥を観察する趣味だ。
この趣味の発祥地は、イギリスを中心としたヨーロッパである。
日本にも、「バードウォッチングが趣味だ」という人は多い。
だが、日本では「バードウォッチングは、危険な趣味だ」という認識を持つ者は、少ないと思われる。
しかし、国がかわると、野鳥観察に対する認識もかわる。
イギリスの医学雑誌「開業医」では、かって、「バードウォッチングも程々にしないと、命がけの趣味になりますよ」という警告を発した事があった。
これは、何故なのか?
この頃、野鳥観察にのめり込み過ぎ、他の野生動物が近くにいるのがわからず、ワニに食べられてしまったマニアがいたからだ。
こういう事は、現在の日本だってあり得る。
山野で夢中になって野鳥観察をして、近くにいる野生動物に気がつかない。挙げ句、熊にやられてしまう、なんてあってもおかしくないのだ。
秋田県などの東北、長野県では、人間が熊に襲われる事件が、近年多発している。
まぁ、もっとも、入れ込み過ぎると危険なのは、野鳥観察に限ったものではない。
一昔前、ある人が日本の大都会で、スマホを見ながら道路を渡っていたら、自動車に轢かれれて亡くなり、ニュースになった事がある。
事故死した日本人は、スマホに夢中で、車が近づいて来た事に気がつかなかったのだ。
何でも入れ込みすぎは、危険である。
●この記事の画像は、日本のバードウォッチャーに人気の高い川蝉(カワセミ)。フリーのものである。