「ピアノの森」ピアノコンサートに魅了される | 虹がでたなら

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「ピアノの森」ピアノコンサートを聴いてきました。
一色まことさんの漫画、全巻読みました。
ステージには原画が飾られていました。
森の中で、「森のピアノ」を弾くカイ。
素敵な色合い。
今回のコンサートは、ピアノの森のテレビアニメで、天才中国人ピアニスト、パン・ウェイの演奏を担当したニュウニュウさんの演奏によるものです。
幼少の頃から活躍されてきた、天才ピアニストのニュウニュウさん。
パン・ウェイを彷彿とさせる佇まい。
なんと、1列目の真ん中の席だったのです。
周りから見たら、ニュウニュウさんの熱烈なファンかと思われるだろう席⋯。
ニュウニュウさんの豊かな表情、ピアノの上で激しく動く指と、空中でのしなやかな手指の動きがすぐ近くに見えて、視線はくぎ付けです⋯。
全てが美しい。
これはもう、本物の熱烈なファンになってしまいますよ。

ピアノの森に登場したショパンの名曲が演奏されました。
プログラムには、ピアノの森のどの場面で誰が演奏していたかの解説があり、ニュウニュウさんのMCもあり、漫画のシーンを思い出しながら聴きました。

ニュウニュウさん、日本語がお上手で、ユーモアもあり、お話が楽しい。
演奏はもう、素晴らしい⋯の一言です。
ときに優しく、ときに激しく、ときに憂いがあり、ときに情熱的で⋯、ピアノの音色が豊かであるだけではなく、ニュウニュウさんの表情がとても情感に溢れ、全身からオーラが放たれていました。
一曲弾き終わった時の決めポーズ?もかっこよかったです⋯。

アンコールでは、パン・ウェイからニュウニュウに戻る⋯とおっしゃって、演奏。
まずはニュウニュウさん作曲の「Sunny Day」。
天気の悪い日が続いたときに、晴れを願って作ったという曲⋯、出来上がったときには実際に雨も上がったそうです。
希望を感じさせてくれる曲で、ちょっと涙が出そうになりました。

そして2回目のアンコールは、ニュウニュウさん編曲の「クラシック花火メドレー」。
クラシックの名曲を7曲つないで、花火のようにした⋯というメドレーは、大迫力⋯。
本当に、大きな花火が連続して打ち上げられているかのよう。
激しい演奏は、指の動きが、3倍速くらいで見せられているようでした。
とてもパワフルな演奏でしたが、昨日餃子を20個以上食べたからパワーが溢れているとのお話でした。

ピアノの森の素敵な世界観と、ニュウニュウさんの魅力にひたった、幸せな時間でした。