「秒速5センチメートル」 | 虹がでたなら

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「秒速5センチメートル」を観ました。
岩舟駅が登場すると聞いて以前アニメバージョンを見たのですが、そんなに長くなかった気がするから、これを映画にしたらどうふくらむんだろう?、岩舟駅は登場するんだろうか?⋯と興味をもって観てみました。

小学生の頃に心を通わせた2人。
女の子が栃木に転校してしまい、手紙(手帳)のやりとりをする。
そして男の子も遠くへの引っ越しが決まり、その前に岩舟駅に会いに行く⋯。
桜の木の下で、2009年の3月26日にまた会おうと約束をする。
30歳を前にして、約束の日が来るけれど⋯。

少年と少女役の2人がとても瑞々しかった。
男の子役は高校生時代を青木柚さん、青年になって松村北斗さんが演じていましたが、3人の横顔の雰囲気がとても似ていてびっくり。
高校生時代、少年に思いを寄せる役を演じた森七菜さんのはにかむ表情もとても可愛らしかった。
登場人物が、皆ちょっと影があったり切なかったりして、全体的に淋しいイメージが強いのだけれど、後味は清々しく感じました。
松村北斗さん演じる青年が、少しずつ心を開いていく姿が良かったからかな⋯。
桜の木の下での待ち合わせはハラハラ⋯。
美しく悲しいシーンでした。
そして、岩舟駅がちゃんと登場してひと安心。
また聖地巡礼する人がやってくるのでしょうか?