映画「#真相をお話しします」を観ました。

菊池風磨さん演じる桐山は、友人に裏切られて借金を抱え、ビルの警備員として働いている。
人を信じることのできなくなっていた桐山だが、ネットの暴露チャンネルをきっかけに、大森元貴さん演じる鈴木と親しくなり、心を開いていく。
鈴木に促され、借金を返すために自分の身に起きた事件をその番組で暴露した桐山。
その驚きの事件に対して投げ銭が積み重なり、喜ぶ桐山。
すると続いて鈴木が暴露者となり、自分の過去を話し始める⋯。
映画の前に、結城真一郎さんの小説を読みました。

小説は5つの短編から成っていて、どれも驚きのどんでん返しが待っていて、びっくり。
一体どの話を映画にするのだろうと思っていたら、それぞれの物語を、暴露チャンネルで語られる「暴露話」としてつなぎ、最後に暴露者の正体が明かされ、鈴木の物語で締めくくられる⋯、見事な構成でした。
それぞれの物語で、狂気を帯びた人物が登場するのですが、桜井ユキさん、伊藤英明さん、伊藤健太郎さん⋯、迫真の演技で、その表情にゾワゾワしました。
菊池風磨さんと大森元貴さんの関係とその変化も見応えありました。