東京都美術館「ミロ展」 | 虹がでたなら

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4月29日のことです。
東京都美術館で開催中の、「ミロ展」を観てきました。
上野は大混雑。
国立西洋美術館は、長い行列ができていました。
ミロ展は、意外にスムーズに入れました。
ミロは生きているうちに高い評価を得て、作品も売れたそうで、大きなアトリエも造って作品作りができたようです。
一つのフロアの作品が撮影可能でした。
「白地の歌」
自由に描かれているように見えますが、綿密に計算された点や線なのだそうです。
そしてこれらのモチーフは、歌の歌詞と音楽を表しているのだそうです。

「ダイヤモンドで飾られた草原に眠るヒナゲシの雌しべへと舞い戻った、金色の青に包まれたヒバリの翼」⋯と長いタイトルがつけられた作品。
ミロの作品の中には、詩のようなことばが添えられているものもありました。
溢れ出る表現⋯。

立体作品も、ほのぼの。

色使いが楽しい。
色、線、形⋯、観ていてワクワクしてくるような作品ばかり。
「にぎやかな風景」
活気を感じる作品です。

「太陽の前の人物」
まる、さんかく、しかく⋯、3つの形と、赤、青、黄色と3つの色。
シンプルでありながらイメージの広がる作品。

日本画のような作品も。

「涙の微笑」
上は空の領域、下は大地の領域を表現しているそうです。
フォトスポット。
月、星、鳥⋯が印象的に描かれ、そして絵の中に音やリズムを感じる。
詩情のあふれる作品たちに、心が弾むような展覧会でした。