4月12日、宇都宮にやって来た劇団四季ミュージカル「赤毛のアン」を観ました。

配役。

20世紀になる頃、カナダのプリンス・エドワード島。
老夫婦、マシューとマリラは畑仕事の手伝いをしてくれる男の子を孤児院から引き取ることに。
マシューが駅に迎えに行くと、やってきたのはアン・シャーリーという女の子。
マリラはアンを返そうとするけれど、なんとか残りたいと願うアン。
結局、アンを引き取ることに。
空想とおしゃべりが大好きで、いつもしゃべっているアン。
にぎやかで真っすぐ。
思ったことがすぐ言葉に出てしまうし、行動に移してしまうから、家でも学校でもトラブルばかり⋯。
それでも何だか憎めないアン。
少しずつ周りから受け入れられていく⋯。
とにかくアンがチャーミング。
自分の髪の色について悪口を言われてカッとなったり、せっかくマリラが買ってきてくれたワンピースに、パフスリーブでないことを嘆いたり、感情の起伏が激しくて周りを振り回しつつも、その怒り方や拗ね方が素直すぎて可愛く感じるのです。
表情が豊かで、声の表現もユーモラスで愛嬌たっぷり。
役者さんの体型や顔がアンにぴったりでした。
そして、アンを見守るマシューとマリラが温かく、優しい気持ちになりました。
派手な出来事はないけれど、アイスクリームとか、洋服とか、友だちとのやりとりとか、ちょっとしたことで盛り上がって、ワクワク⋯、ほのぼのと楽しめる物語でした。