国立近代美術館「ヒルマ・アフ・クリント展」 | 虹がでたなら

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日曜日、皇居の周りを歩いて行くと、桜のトンネルのようになっていました。
東京国立近代美術館に行ってみると、「ヒルマ・アフ・クリント展」を開催中。
初めて知った方ですが、面白そう⋯。
スウェーデン出身の画家だそうです。
職業画家として活動したあと、神秘主義思想に傾倒し、降霊術の体験を通して抽象表現を、生み出したそうです。
カンディンスキーやモンドリアンらに先駆けて抽象絵画を創案した画家として、近年再評価されているとのこと⋯。
何か具体的な物を抽象的に描いたのではなく、霊的存在からのメッセージを受け取って描いた⋯というのが神秘的⋯。
「神殿のための絵画」のシリーズの中で、この、高さ3mを超える10点組の絵画「10の最大物」が圧巻でした。
幼年期から⋯
青年期⋯
成人期⋯
成人期⋯
成人期、老年期⋯
老年期⋯
進化が描かれているそうです。
ずっと丸が基本として描かれていたのが、老年期の最後の絵になって四角形がメインになるのは、どういう意味なのか?
この、祭壇画が迫力がありました。
神様のもとに、導かれているような⋯。
なんとも不思議な世界に入り込んだような展覧会でした。

所蔵作品の展示室も観てきましたが、何枚か初めて観るものもあり、楽しめました。
なかなか観ることのできないアーシル・ゴーキーの作品があったのが嬉しかった。

清宮質文さんの作品が、ほのぼのしていて癒されました。
「秋の夕日」
「夕日のとり」
三岸節子さんの絵も好き。
直島のリ・ウーファン美術館で作品を観てから、ちょっとはまっているリ・ウーファンさんの作品もありました。
可愛らしいカードと、三浦大知さんがデザインしたというステッカーがもらえました。
三浦大知さんって、このような才能もあるんですね!すごい。