ミュージカル「ソング・ライターズ」 | 虹がでたなら

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シアタークリエで上演中のミュージカル「ソング・ライターズ」を観ました。
森雪之丞さん脚本・作詞・音楽プロデュース、岸谷五朗さん演出のミュージカル。
10年ぶりの再演だそうです。
「この世に100の悲しみがあっても、101個目の幸せを書き足せばいい」
というメッセージが何度も出てきて、ハッピーな気持ちに包まれる物語。

屋良朝幸さん演じる作詞家のエディと、中川晃教さん演じる作曲家のピーターが、武田真治さん演じる音楽会社のニックに依頼されてミュージカルを作ることに。

実咲凜音さん演じる歌姫マリーにストーリーのヒントを与えてもらいながらミュージカルを考えていく2人。

現実の世界と、ミュージカルの世界が並行して描かれていくうちに、2つの世界がつながっていく。

サスペンスの要素もありながら笑えるシーンもたくさんあり、大立ち回りもあり。

盛り沢山で見応えありました。


屋良朝幸さんはダンス番組でよく拝見していましたが、さすがキレキレのダンスでした。

中川晃教さんも負けないダンス!、びっくり。

中川さんは、最近ではCROSS ROADのアムドゥスキアスのエキセントリックな演技が印象的でしたが、今回はなんだか可愛らしい!
少年のような表情で、ハツラツとしていて、見ていてワクワクしました。

マフィアに内通する刑事、ジミーを演じた相葉裕樹さんは、クールな2枚目でありながらコミカルな部分もあり、最後の変装シーンからの弾け方が強烈でした。

そして、武田真治さんがまたさらに弾けていて笑えました。…というか、武田さん、演じながらつい吹き出してしまっていて、それがまた笑いを誘っていました。

サックスを演奏するシーンもあり、この舞台を楽しんでいる感じが伝わってきました。

マフィアのボスを演じたコング桑田さんは圧倒的な存在感。

最後の方の立ち回りは、なんだかもうなんでもありみたいな大騒ぎ。

これでもか、とみんながはしゃいでいる感じ。


そしてすごかったのが会場の一体感です。

ほとんどの人がリピーターらしく、盛り上がりどころが分かっていて、音楽に合わせて手拍子で盛り上げる。

最後はみんなで立ち上がって歌を楽しみ、会場全体がハッピーな雰囲気に。


今日はイープラスの貸切公演だったので、終演後に屋良さん、中川さん、武田さんのトークショーがあり、これもまた笑えて楽しめました。

101個目の幸せ、もらいました。