ちょっと前のことですが、足利市立美術館で開催中の、「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展 童堂賛歌」へ。
ザ・キャビンカンパニーは、大分県由布市の廃校をアトリエにし、絵本や絵画、立体作品、イラストレーションなどの作品を生み出している阿部健太朗さん、吉岡紗希さん2人組のアーティスト。

入口正面にある、巨大な作品。

今回のテーマの絵。

その構想図。

「原始の力に満ち満ちて、あらゆる価値を溶解し、秩序無く、唐突で、美しく、恐ろしく、滑稽で、神秘で、不可思議で、そんなものがドゥドゥと流れる、川のような心底歌を、どうにか形にしてみたいと思った」
童堂賛歌は、子どもの時間のとらえ方や感覚に象徴される「童」と、お堂の「堂」=「万物を受け入れる」という意味を組み合わせたことばだそうです。
豊かなイメージがどんどん広がる感じ…。
「オボロ屋敷」の展示室は、イラストの中に自分の影を映して、作品の中に入り込める構造。

第一展示室。

絵本のキャラクター。

生き生きとした、色がエネルギーに満ちた絵。


これも絵本のキャラクター。




絵本の絵と、そこから飛び出した立体作品。


あいみょんさんの「傷と悪魔と恋をした!」をイメージしたイラスト。
ツアーのパンフレットに使われたそうです。

明治チョコレートのポスター。


様々なキャラクターを生み出しています。





階段に飾られた大きな絵。

2階は立体作品がズラリ。



もう、いろいろな作品が並んでいて、見飽きない。
一つ一つじっくり見ていたら、1日かかりそう!

本当に、発想が豊かです。



ユーモラスで、ちょっと不気味でもある動物たち。








こちらの壁には絵本の原画が一面に。


実際の絵本も並んでいて、座って読むことができて、ひと通り見てみましたが、どれも個性的で面白い。
最後の部屋は、展覧会のテーマである「童堂讃歌」の部屋。

壁一面に描かれた絵。
この展覧会のためにここで作られた作品。

床には流れ落ちた絵の具が固まっています。

いろいろなポーズや表情の子どもたち。

アトリエの様子。

広い廃校を利用して、のびのびと作品を描いている姿が目に浮かびます。
パワーあふれる作品たちに、圧倒されつつも、たくさん元気をもらいました。