奈良を旅する②興福寺で阿修羅像に会う奈良では、まず最初に法隆寺に行きました。国宝・三重塔。南円堂。裏側から。正面から。国宝・北円堂。国宝・五重塔。改修中で、近くには行けません。どの建物も本当に均整の取れた美しさ。中金堂。こちらは平成22年から30年にかけて再建されたとのことで、きらびやか。本尊の木造釈迦如来坐像は3m近く…、迫力でした。国宝の木造四天王立像や、薬王・薬上菩薩立像。ずらりと並ぶ様は圧巻でした。そして国宝館へ。ここには、阿修羅像があります。初めて阿修羅像を見たのは、小学5年生の家族旅行。子供ながらに、その独特な姿と憂いをおびた表情に強烈な印象を受けたのを覚えています。インド神話に登場する八部衆。八体のうち阿修羅を含む四体が少年像で、美しかった。上半身しかない五部浄の眼差しが、特に印象に残りました。他にも、迫力の像がたくさん。国法の千手観音菩薩立像は、5m超え。金剛力士立像は、筋肉の隆起や浮き出た血管が生々しいほど。風が吹いているかのような動きを感じました。天燈鬼、龍燈鬼はユーモラス。どれも魅力的だったな。鹿の栞と、阿修羅像の絵はがきを購入。阿修羅の切なげな表情…、何を思っているのでしょう。ぐるりとあちこち回り、夕方戻ってきたときの五重塔。50.Ⅰmという高さの塔。どのように造られたのか…、想像もつかない。コンピューターもない時代に、よくこれほどバランスが整えられたものです…。見ごたえのあるお寺です。