「愛にイナズマ」 | 虹がでたなら

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「愛にイナズマ」を鑑賞。
「この出会い、一億ボルト」
「この家族の愛、一億ボルト!」
…とのキャッチコピーが納得の物語。
松岡茉優さん演じる花子は、映画監督を目指し、常にカメラを持ち歩き、目についた出来事を撮影している。
そんななか、窪田正孝さん演じる正夫と出会う。
一瞬にしてひかれ合う2人。
花子は、自分の中の家族を題材にした作品が映画化される直前で、監督を降ろされてしまう。
正夫と共に実家に戻り、家族を映して作品を作ろうとする。
10年以上バラバラになっていた父と、2人の兄が集まる中で、母が出ていった理由、父の過去など家族の秘密が明らかになっていく。

父親役の佐藤浩市さん、口のうまい兄役の池松壮亮さん、敬虔なクリスチャンである兄役の若葉竜也さん、それぞれがとても奥行きのある人柄で、その掛け合いが面白い。
皆さん本当にはまり役。

お互いの無事を確かめる、「ハグ」の温かさが印象に残りました。
不器用なほどまっすぐで、それゆえに時にすれ違い、分かり合えたときは強い絆になる…。
素直にぶつかってみることも大切だと感じさせてくれました。