映画「ビレッジ」を観てきました。

薪能から始まる幻想的な映像。
その村の山の上には巨大なごみ処理場がそびえている。
そのごみ処理場で働く、横浜流星さん演じるユウ。
父親がごみ処理場建設に反対して殺人犯になったことから、暴力を振るわれ、違法のごみ処理を手伝わされ、母親の借金に追われ、どん底の日々…。
黒木華さん演じる幼馴染みの女性が戻ってきたことから、仕事で活躍の場ができ、自信を取り戻して行くのだが…。
ひどい人ばかりに囲まれ、母親もどうしようもなくて、救われないユウ…。
横浜流星さんの空っぽのような目…、見ていて苦しくなります。
辛くて虚しくて、それでも村から出ていくことのできないユウ…、そんな気持ちを表現する横浜流星さんの演技に圧倒されます。
「流浪の月」の演技もすごかったけれど…、爽やかな美しさをすっかり封印して、暗く孤独で自信のないユウを熱演。

中村獅童さんの能の演技は圧倒的で、そのシーンは良かった!