「ツバキ文具店」 | 虹がでたなら

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小川糸さんの「ツバキ文具店」。
以前、NHKでドラマ化されて、大好きだった「ツバキ文具店」。
多部未華子さんがとても魅力的で、温かいドラマでした。
で、改めて原作を読んでみました。

「ポッポちゃん」と呼ばれる鳩子は、鎌倉で文具店を営みながら、手紙の代書を請け負っている。
お悔やみ状、離婚の報告、過去に大切に思っていた人への手紙、借金の断り、友人への絶縁状、天国からの手紙…、様々な変わった依頼が舞い込み、鳩子は文章、文字、筆記具、紙…と、こだわりぬき、味わいと深みのある素敵な手紙を仕上げていく。

一つ一つの手紙が胸に染みます。
言葉って素敵。
文字って、手紙って素敵…と思います。
そして、それぞれの登場人物が人を想う気持ちに、切なくなったりほのぼのしたり。
原作を読んでからドラマのキャストを確認したら、さらにイメージがふくらんで…、またドラマが観たくなりました。

原作に描かれている鎌倉の風景がまたいい感じで…、登場する神社などを歩いて巡りたくなります。
ツバキ文具店がどこかにあるような…。

この本は、お風呂に入りながら読んでいたのだけれど、最近お風呂で寝てしまうことが多く、この本は何度も落としてしまい、ふやけている!