2022年秋以降の読書・その2 | 虹がでたなら

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わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

2022年、秋以降に読んだ本の続きです。


原田マハさんの小説が好きです。
昨年も続けて読みました。
「常設展示室」

実在する6枚の絵画が物語を彩る短編集。
どの物語にも、絵との出会い、人との出会い…、素敵な出会いが描かれていて、心があたたまります。

「あなたは、だれかの大切な人」
もう、タイトルだけで胸が熱くなる。
人間同士として人と向き合うこと、人と繋がることの大切さを感じさせてくれます。

「夏を喪くす」
人生の後半になって困難に直面する女性、過去に関わった人との関係を取り戻そうとする女性…、自分の生き方を見つめ直す4人の女性の生き方が描かれ、自分だったら…と考えずにはいられません。

「アノニム」
ジャクソン・ボロックの絵のオークションを舞台に繰り広げられるアート・エンタテイメント。
ハラハラ、ドキドキ、爽快。

原田マハさんは、絵画の魅力や、アートには人の心や世界を豊かにする力があるということを感じさせてくれて、本当に面白い。
そして、自分の生き方について考える視点を示してくれる。
どの小説からも、たくさんの感動を与えてもらっています。