高根沢町歴史民俗資料館と、もうひとつの美術館 | 虹がでたなら

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先週のことです。
高根沢町にある美味しいイタリアンのお店に行ったあと、すぐ近くにあった高根沢町歴史民俗資料館に寄ってみました。
いくつかの建物があり、ここには昔の農具が展示してあります。


祖父母の家にもこんなのがあって、味噌玉を作って並べていた記憶が…。
こちらの建物は、住居を復元。


こちらは資料館。
「いろいろな時代の衣装と道具」展を開催中。
古墳時代からの衣装がずらり。
十二単。
十二単は、十二枚着ているというわけではないとのこと。
鎧は、時代で戦い方(武器)が変化したことにより、構造が変わっていることが説明されています。
なるほど。
宇津救命丸が高根沢で誕生したことを初めて知りました。
お店の看板がユニーク。
土器などもあります。

続いて、那珂川町の「もうひとつの美術館」へ。
旧校舎を利用した美術館です。

開館20周年記念で、鹿児島市にある知的障害者の「しょうぶ園」という施設の作品が展示されています。
しょうぶ園では下請け作業などはしないで、木工、陶芸、染め、織り、刺繍、和紙、園芸、パン作りなどの工芸を中心とした活動をしているそうです。
利用者の個性を生かし、表現を生かし、それらを発信しているそうです。
特に刺繍の作品が個性的で、豊かな創造力を感じました。
会場でスマホを貸してくれて、それぞれの作者のところでQRコードを読み取ると、制作の様子の動画を見ることができます。
作品そのものだけでなく、作品・表現ができるまでの過程や場所、周りの人との関係を探り、アートの生まれる環境作りについて考えてみたい…という試みだそうです。
表現を楽しむ人がいて、才能があったとしても、それに気づいて、引き出したり伸ばしたりしながら、発信していく人の存在が必要であることを感じます。